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環境Q&A

BODの測定 

登録日: 2007年05月19日 最終回答日:2007年10月12日 地球環境 国際環境協力

No.22631 2007-05-19 11:32:28 つっちー

BODの測定は日本とイギリスでは5日間が標準であるが、国によっては7日・10日・14日など長期間が標準とされているが、その違いは何に基づくと推定するか?

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No.22632 【A-1】

Re:BODの測定

2007-05-20 04:52:39 四国たぬき

日本とイギリスの5日間の根拠は、イギリスのテムズ川の最大流達時間(水源から海に達するまでの時間)が5日間だからといわれています。
溶存酸素が2mg/l以下になると、嫌気性腐敗が起こるとされており、5日間の酸素消費量が飽和溶存酸素量との差の分(つまり10mg/l)以下であれば、不快な河川の状態とならないというものです。これが河川E類型のBOD基準値の根拠といわれております。

5日間というのは、あくまでも河川の最大流達時間以上の科学的根拠がないものですから、「7日・10日・14日」というものは、何らかの科学的根拠に基づいているのではないかと勝手に想像しております。
たとえば、水中の生分解可能な有機炭素が完全に分解するのは15日ぐらいかかるといわれていますし、窒素系有機物の本格的な分解が始まるのは、10日後ぐらいからといわれています。また、微生物によってすべての分解可能な有機物が完全に分解されるのには100日以上かかるといわれています。

回答に対するお礼・補足

有難うございます。大変参考になりました。

No.22633 【A-2】

Re:BODの測定

2007-05-20 08:49:03 万田力

>その違いは何に基づくと推定するか?

 よほど無視しようかとも思ったのですが……
 ここは試験問題を出すところではありません。
 あなたは何様のつもり?
 それとも、あなたに課せられたレポートの課題そのまま?

回答に対するお礼・補足

別に試験問題を出したのではなく、ただ素朴に疑問に思ったことを載せただけです。何様って別に変な意味じゃないです。

No.22638 【A-3】

Re:BODの測定

2007-05-20 23:45:50 マッシー・ナナ

出来ましたら、ご自分で生下水を主体にいろいろな排水を長時間(30〜60日)連続してBOD測定していただき、その間のBOD曲線が描ければ、7日、10日、14日BODとは何かという疑問に対してご自身なりの答えを見いだせると思います。ただし、DO計を突っ込んで測定すると、DO計によるDO消費が影響しますので、実験はバッチで行わないとなりません。その程度の努力をして、生じた疑問を質問いただけると、論議が深まると思えます。今の状態でご説明しても、理解は難しいと思いますので、簡単なコメントにとどめます。基本的には四国たぬき様のコメントでよいと思いますので、補足です。・・・下水中では、生物的には易分解性有機物から難分解性有機物・遅分解性有機物、窒素化合物などが様々な比率で混入しています。なので、下水成分により生物分解速度に差が生じます。文献では生下水のBODのうち5日間で75〜80%が測定できるとされています。これは、monodの増殖反応式では対数増殖期が終了する程度の値です。しかし、私の経験では、生下水中の有機物関連BOD(硝化反応は含まれません)の55〜75%程度でした。硝化反応を含めると30%程度かもしれません。難分解性成分を除くと、BODは20日ぐらいでほぼ安定するようです。四国たぬき様のコメントの100日BODとは難分解性物質や生物代謝物質の分解を含めた値かもしれません。
 ちなみに誤解を招かないように記載しますと、清浄な河川水のBODは5日以内でほぼ100%、下水処理水は硝化を除くと80%以上となりました。
 このようにBODとは生物反応から考えると、一般に考えられているほどアカデミック?な測定値ではありません。なので、BOD研究者(いるのかな?)でないならば、「BODとは5日間で微生物が増殖のために消費する溶存酸素の量」ぐらいの理解で十分と思いますが如何でしょうか(^_^/

No.25346 【A-4】

Re:BODの測定

2007-10-12 22:17:11 もとレスのひとり

 質問の仕方だってまともじゃない

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