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環境Q&A

水銀の測定時の加熱方法について 

登録日: 2007年06月14日 最終回答日:2007年06月14日 環境一般 調査/研究

No.23004 2007-06-14 04:48:34 あおば

水質測定について質問です。

全水銀の還元気化原子吸光での測定なのですが
硫酸、硝酸、過マンガン酸カリウム、ペルオキソ二硫酸カリウムを加え2時間加熱とありますが
この加熱には、必ず湯煎をする必要があるのでしょうか?
直火では安全面以外に、検査結果的に問題が出てくるのでしょうか・・?

つまらない質問で申し訳ございませんが
ご回答いただければうれしいです。。

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No.23014 【A-1】

Re:水銀の測定時の加熱方法について

2007-06-14 21:33:32 たそがれ

>全水銀の還元気化原子吸光での測定なのですが
>硫酸、硝酸、過マンガン酸カリウム、ペルオキソ二硫酸カリウムを加え2時間加熱とありますが
>この加熱には、必ず湯煎をする必要があるのでしょうか?
>直火では安全面以外に、検査結果的に問題が出てくるのでしょうか・・?

必ず湯煎をする必要があると考えていただいてよろしいと思います。水銀は揮散しやすい金属なので100℃以下で分解する必要があります。(JIS K0102では95℃)
三角フラスコを使用されていると思われますが溶液の部分をほとんど湯に沈めておくのが理想です。
水が入っているとはいえ、硫酸や硝酸との共沸点が100℃以上でしょうし、直火では揮散のリスクがあります。
尚、還流フラスコを使用した還流分解法ではその限りではありません。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます!
大変納得させられました。

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