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環境Q&A

汚泥配管の口径150mm以上の根拠は? 

登録日: 2007年09月13日 最終回答日:2007年09月14日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.24895 2007-09-13 06:59:28 bey

下水道施設に関する設計書などを読むと、「汚泥配管の口径はφ150mm以上とする」との記述があります。しかし、その理由となると「閉塞防止」くらいしか書いてありません。他に明確な答えはないでしょうか?どうぞご教示願います。

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No.24897 【A-1】

Re:汚泥配管の口径150mm以上の根拠は?

2007-09-13 19:57:17 万田力

>「閉塞防止」くらいしか書いてありません。

 閉塞防止が「くらいしか」?
 プラントの運転において、配管の閉塞がどれほど重要な障害であるか分かっていますか?
 これ以上にどんな明確な答えを期待しているのでしょう?
 実際に試してみて「140oでも閉塞を起こすことは無い。」ということはあるかも知れませんが、そんなことをいちいち確かめてプラントを設計しますか?(確かめようとすると、汚泥配管以外の部分は実プラントとして出来上がっていなければなりませんよね?)
 あなたが140oでも閉塞することは無いというデータを持っているならともかく、「150oでは閉塞を起こすことは無いが、140oでは閉塞を起こすことがある。」のなら、「閉塞防止のため汚泥返送の配管は150o以上とすること。」とするのは当然で、それ以上の根拠は必要無いと思われませんか?

回答に対するお礼・補足

万田力さん回答ありがとうございます。「くらいしか」と記述したことに陳謝いたします。もう少し、質問した経緯などを含めて補足説明させて下さい。設計書などの教科書を読むと閉塞、沈殿防止のために管内流速を1.0m/秒前後にすることが良いと記述があり、このことには理解できます。でも、流量の条件がないにもかかわらず、一律に150mm以上と言っているのはどう言うことでしょうか?管径150mmで流速1.0m/秒ですと、流量は約100m3/分になります。一般的に汚泥配管流量は100m3/分もあるでしょうか?ポンプ能力から考えると数〜十数m3/分程度だと思うのですが。いかがでしょうか?

No.24898 【A-2】

別の視点から考えると

2007-09-13 20:46:17 Dr.ゴミスキー

 A−1で万田力さんが説明していますが、別の視点から考えてみます。

 自然排水の勾配は、設備設計では1/100です。
 何故、1/100かと問われれば、どの様に説明するでしょうか。

No.24907 【A-3】

Re:汚泥配管の口径150mm以上の根拠は?

2007-09-14 11:16:07 papa

>管径150mmで流速1.0m/秒ですと、流量は約100m3/分になります。
計算間違いと思います!

>下水道施設に関する設計書などを読むと、「汚泥配管の口径はφ150mm以上とする」との記述があります。しかし、その理由となると「閉塞防止」くらいしか書いてありません。他に明確な答えはないでしょうか?

汚泥配管の閉塞防止というのはとても大切なポイントで、その理由は万田カさんのご回答のとうりです。
φ300の汚泥配管でも閉塞の経験があります。汚泥配管閉塞時の復旧操作は機能上だけでなく作業者の安全対策の点でも極めて困難なケースに遭遇してきました。ポンプ能力、閉塞状況の経験、建設コストからφ150以上という設計基準は現在の処理場の状況からは無理のない設計であると思います。実負荷状態からの経験で「閉塞防止」という理由は極めて明確な理由と思います。

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