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環境Q&A

植木の剪定と二酸化炭素の吸収 

登録日: 2007年11月08日 最終回答日:2007年11月10日 地球環境 地球温暖化

No.25752 2007-11-08 07:33:03 ZWla911 ソラタニ

工場勤務している私です。会社の方針で植樹を積極的に行なうようにとあります。 しかし工場には植樹する土地がなく、難しい状況です。 そこで単純に考えたのですが、二酸化炭素を酸素に変換するのには、葉っぱ部分が多ければ多いほど良いと考えました。 今ある植木の定期剪定を止め、高さ方向に20cm〜50cm伸ばしてやれば、葉っぱの部分が多くなり、良いと判断した訳ですが、間違っているでしょうか?  例)2mの植木(葉の部分は1.5m)100本(年に2回剪定し高さ2mで仕上げている) 新規植樹10本 10%増加   例)2mの植木(葉の部分1.5m)100本 年に2回剪定を止めて 葉の部分を0.5m伸ばしてやると、2mの葉の部分が100本となり33.3%の増加。

単純に計算してみました。 十分な効果が得られると判断したいのですが、いかがでしょうか? 宜しくご解答下さい。

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No.25756 【A-1】

Re:植木の剪定と二酸化炭素の吸収

2007-11-08 23:54:21 ごろり (ZWl6014

空気中の二酸化炭素を吸収して固定するという観点からは、葉ではなく数十年の固定効果が得られる筈の幹の部分を如何に増やしていくか、が重要かと。葉は(常緑樹であっても)長くとも数年で抜け落ち、結局二酸化炭素やメタンとなって大気中に戻ってしまうので。樹高調整を止めれば少しは幹も太く長くなるでしょうから、炭素固定量も増加するでしょうけど、それより植樹範囲を広げ、樹齢が長く大きく育つ木の本数を増やす方が有効だと思います。
・・・的はずれかもしれませんが、一つの工場の敷地内だけで考えるのではなく、企業全体の社会貢献として地域の里山保全等に貢献する、ってのもありなのでは?

回答に対するお礼・補足

ありがとうございました。 回答について、例えば3年で「抜け落ちて二酸化炭素・メタンとし戻ってしまう」マイナスと3年間で酸素に変換するプラスと比較した場合、どちらがプラスになると考えますか?少しでもプラスになるのであれば、取り組みを継続したく考えます。(専門的な知識がなく申し訳有りません) また、提案して下さった、工場敷地外への方向にも目を向ける件について、早々に検討したく考えます。 以上

No.25782 【A-2】

Re:植木の剪定と二酸化炭素の吸収

2007-11-10 00:25:56 ごろり (ZWl6014

うーん、「酸素に変換するプラス」と仰る意味がよく分かりませんが(周辺の空気が爽やかになる、とか?)、温暖化対策という点からは炭素固定量が問題なので、固定されずに大気中に戻ってしまうということは、ほぼプラスマイナスゼロ、だと考えます。少し伸びる幹・枝の分のプラスがあっても、落ち葉の始末の仕方や土壌の性質によっては(温室効果係数が大きい)メタン等が多く発生するかもしれませんし・・・。

以下のリンク先は企業参加による里山づくりの例です。ご参考になれば幸いです。
http://www.pref.chiba.jp/nourinsui/11midori/2satoyama/kigyou/kigyousanka.html#ziturei

回答に対するお礼・補足

ありがとう御座いました。植樹の意味・「炭素固定量」など勉強不足でした。 少し伸びる幹・枝の分のプラスを追求するとし活動は継続したく考えます。枝葉の始末については、この1年焼却はしておらず、敷地内に保管している状態です。処分方法もよい方法を考えてみます。 植樹について、工場敷地内で行なう事は断念し、先の提案にあったように、地域とし考え展開する方向性で決まりました。予算は10万円以内で・・。貴重なご意見ありがとう御座いました。

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