一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境Q&A

温室効果ガスの削減目標値はどちらが正しいのでしょうか 

登録日: 2008年07月29日 最終回答日:2008年07月30日 地球環境 地球温暖化

No.28880 2008-07-29 05:38:52 ZWl783b kitakaze

京都議定書における温室効果ガスの削減目標値ですが、京都議定書( http://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/kpeng_j.pdf )の附属書B(45ページ)によると次のようになっています。
オーストラリア +8%
フランス -8%
ドイツ -8%
イタリア -8%
英国 -8%

しかし、UNFCCC fact sheet on 1990-2005 emission trends Part 2: 1990-2005 trends for Annex I Parties to the Kyoto Protocol( http://unfccc.int/files/essential_background/background_publications_htmlpdf/climate_change_information_kit/application/pdf/fact_sheet_2007_ghg_2_0.pdf の2/2ページ)(以下、「fact sheet」と言います)のEmission reduction target under Kyoto Protocol (%)の欄によると、次のようです。
フランス 0%
ドイツ -21%
イタリア -6.5%
英国 -12.5%

京都議定書とfact sheetとで、なぜこんなに違うのでしょうか。どちらが正しい目標値なのでしょうか。

また、オーストラリアは京都議定書では削減目標値を決められているのに、fact sheetではなぜ名前が表示されていないのでしょうか。オーストラリアの削減目標値は、fact sheetと同じ基準で示すと、いくらでしょうか。

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No.28888 【A-1】

Re:温室効果ガスの削減目標値はどちらが正しいのでしょうか

2008-07-30 17:52:35 ごろり (ZWl6014

仏、独、伊、英の削減目標は、fact sheetのとおりです。
京都議定書第4条では、第3条の規定に基づく約束(附属書Bの目標値)を、締約国が共同で履行することを認めています。EUは全体で8%を削減することにして、加盟国に差別化された目標を認めました。

http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=108

おそらくその約束量の根拠文書は、と訊かれると思うのですが、それは議定書第4条第2項に基づいて、当該締約国が議定書の批准等の日に内容を事務局に通報することとなっています。そういう文書は、大抵直近の締約国会議で会合文書として配布されるので、EU諸国の批准日から考えて第8回締約国会議(COP8)の文書リストを丹念にご覧になったらよいと思います。(お前が探せとは仰らないでください。。)

念のため、締約国会議等の文書リストはどこにのってるかというと、
http://unfccc.int/documentation/documents/document_lists/items/2960.php

です。


fact sheetにオーストラリアが載っていない理由は、推測ですが、このfact sheetが作られた段階でオーストラリアがまだ議定書を批准していなかったから、ではないでしょうか。オーストラリアの批准は2007年12月、それが効力を有したのは今年の3月ですから、この文書のファイル名に2007と入っているところから見て、批准が効力を有する前に公表されたかと。で、何故今もって修正されていないのか?それは条約事務局に聞いてみてください・・・。

回答に対するお礼・補足

いつも御回答いただき有り難うございます。
お返事が遅くなりすみません。

「京都議定書」の文章が難解で理解するのに時間がかかってしまいました。fact sheetの値が実質的な目標値ということなんですね。よく分かりました。

オーストラリアが載ってない理由も、きっとそうなんですね。すごい勘ですね。よく分かりました。

有り難うございました。

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