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環境Q&A

廃プラスチックの分類について 

登録日: 2009年04月21日 最終回答日:2009年04月29日 ごみ・リサイクル ごみ処理

No.31916 2009-04-21 18:31:55 ZWlaa31 tohoho

一般的でよいのですが、
廃プラスチックを分類したいのです
1、有価になるもの
2、リサイクルになるもの(熱燃料も含む)
3、埋め立て

品種、品名で分けることができれば教えてください
樋は、スタイルホームは、塩ビパイプは、
考えるだけで頭が痛いです

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No.31918 【A-1】

Re:廃プラスチックの分類について

2009-04-21 20:53:11 Dr.ゴミスキー (ZWl651d

 品種・品目で別ける場合は、市販されているものからの連想ゲームになるでしょう。

 禅問答的ですが、有価になるかは、時の経済状況と資源の枯渇状況でしょう。

 リサイクルとは、原料化、材料化、熱回収(サーマルリカバリー)でも異なるのですが、何を想定していますか。

 最後の埋め立ては、有価にもならず、リサイクルにも活用できないもの(?)でしょうか。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
要するに、建設現場などで、リサイクル率、減量率なんて叫ばれる時代となり
現場レベルで、「これは再生できるもの。これは埋立しかないもの。など分けるのに基準はないのかとおもっている次第です。塩ビパイプは、埋めるしかないとか。
そういった感じで一般的に。です

No.31931 【A-2】

Re:廃プラスチックの分類について

2009-04-23 05:25:16 さんぱい (ZWlc35f

私の会社でも廃棄物の削減取り組みで、廃プラの有効利用をしようとしたことがありました。結果として問題が発生し、リサイクル処理業者とトラブルになり、出入り禁止となりました。有価物として、リサイクル業者へ渡していました。
分類がしっかりできてなくて問題になりました。
マニフェストきって処理代払うと言いましたが、ダメです!と回答されました。
プラスチックの分類は細かく、その中でリサイクルに回されるものはかなり限定されるようです。
排出事業者は処分で考えて、かなりいい加減な分類をしがちです。
リサイクル業者は再生で商品にするから、一定の基準をつくります。
そこに認識のズレが生じ問題に発展します。

熱可塑性(熱を加えると元に戻る)のようなプラ類は再生されやすいです。PP(ポリプロピレン)PE(ポリエチレン)PET(ポリエチレンテレフタレート)。PEにも密度によってHDPE(ハイデン)、LDPE(ローデン)とがあります。
PETは資源有効利用促進法で資源化が求められてますね。
あと容器包装なんたらで。

リサイクルで障害となるのは、PVC(塩化ビニール)などの塩素が入ってるものがあります。機械装置が塩素によってダメージを受けるためです。
サランラップなんかも塩化ビニール系なのでダメです。
セロテープ、あれは紙です。
PA(ポリアミド)いわゆるナイロンですが、これが混じると製品に生まれ変わったときに表面が剥離するそうです。
強度も落ちるようです。
ですので、表記としてビニール袋、ナイロン袋、ポリ袋は全て別物と考えなくてはなりません。
全部同じものと考えると、痛い目に遭います。
PS(ポリスチレン)発泡スチロールなどは理由はわかりませんが、これが一番嫌われます。
他にもPC(ポリカーボネイト)、ABS(アクリルニトリル)、POM(ポリアセタール)、PMMA(アクリル樹脂)、PTFE(フッ素樹脂、テフロン)などありますが、そのあたりは私も知識がありませんので、省かせて頂きます。

3Rのリユース、リデュース、リサイクルを廃棄物に当てはめて考えると実情ではかなり課題が多く、運用が難しくなります。担当者として一番頭の痛いところです。
廃棄物行政が環境省主管、資源再生省エネなどの主管が経済産業省となっていると言えば言ってる意味がわかるかな?と思います。
間違いがございましたら、加筆および訂正をお願いします。

回答に対するお礼・補足

アドバイスありがとうございます。
さんぱい様がおっしゃるとおり複雑ですし、目分量的な分類にも
なりますし、深い問題ですね。
ちゃんとしたセーフティラインがあればいいのですが

No.31940 【A-3】

Re:廃プラスチックの分類について

2009-04-23 16:44:46 神奈中ISO (ZWla5f

どこまで分別すれば良いかは、難しい問題ですよね、当社も色々苦労しました

一般的な内容は「プラスチック リサイクル」で検索すると
「プラスチック処理○○協会」等の資料で、ある程度想像できます

但し、実際には、他の回答者様も指摘しているとおり、とても難しく
〔品種 品目〕=〔処理方法〕の判断は困難だと思います
(有価の場合は、量的な問題もあります)

以下、蛇足ですが、当社の例を参考として提示致します

当社の場合、廃プラは全て産廃処理ですが、現地確認と言う名目で見学に行った時
現場の分別状況、処理方法を確認し、処理業者さんと相談して分別種類を決めました
(よって、当社の排出品目が、どのように有効利用されているか、把握しているつもりです)
費用が安くなるわけではないのですが、業者さんに協力する、と言う目的で実施しています

あまり細かい分別はしていませんが、無駄な分別をする必要が無く
適切な分別である、と思っています

4/24追加 ronpapa様、ご指摘ありがとうございます
説明不足のようなので補足させて頂きます

材質の情報伝達を行った上で、分別種類を決定しております

現地確認の意味は、最近は機械化が進み、せっかく分別しても
結局機械にかけられる場合があるからです

また、細かく分別しても、結局、一緒に燃やしては意味がありません

直接委託している業者の実情に合わせて分別すべきだ、
と言うことです

No.31950 【A-4】

Re:廃プラスチックの分類について

2009-04-24 14:08:52 ronpapa (ZWlba5

私は排出事業者の立場であり、製造業としての理解です。
(但し、建設や工事関連については知識不足です)
当社の場合は、出来る限りの分別を行なうようにしています。
部品としての樹脂パーツを購入使用する製品もあったり、包装材料や梱包資材、運搬容器や樹脂パレット類、フィルム材やシート材、梱包バンド類も発生するからです。
材質種類については「さんぱい」さんが詳しく説明された通り、全て分別収集管理しています。
又、それぞれの資材仕入れ先メーカーに樹脂材質等の確認をすることは勿論ですが、その時々での産廃物処理上の留意点や、産廃と有価物としての時勢変動などの情報も得るようにしています。(これは購買部門を担当していた時に始めたことですが、必要で有用な情報提供をしない仕入れ先に対しては厳しく対処する立場でした。)
「神奈中ISO」さんの言われる現地確認も重要事項ですが、分別と情報伝達は、産廃物の処理を委託する排出事業者の責務と考えています。(法令規則の基本もそこにあるのだと理解しています)

ですから、何故tohohoさんが産廃プラスチックの分別に苦労されるのか…の背景が見えません。
以前の貴方のQ&A検索をして知りましたが、tohohoさんは産業廃棄物の収集運搬業者のお立場ですよね。
排出事業者が自分自身で分別して産廃処理委託すべき事柄だと思うのですが、私の理解が間違っていますか?

〔追記〕
- A-3.の「神奈中ISO」さんからの(追加情報ありがとうございます!)「直接委託している業者の実情に合わせて分別すべき」とのお話しの通り、当社も同様です。社内ルールで分別した上で同様の再分類(包括)処理としています。但し、その都度に個別樹脂類の処理方法や扱いが変わった場合に備えて、社内の分別ルールを定めて管理している実情です。(お恥ずかしながら、当社はISOの認証取得はしておりませんが)
- tohohoさんへの確認事項は、収集運搬業者の立場で、最終処理業者の範囲も行なっておられるのか?という事です。契約内容とマニフェストに関わる部分での理解をしたかった為です。[ガチガチの法律文を云々するつもりはありません。むしろ矛盾も感じていますので…]

回答に対するお礼・補足

困っているのは排出業者です。私は、ただ中間処理場や最終処分場へ運べば
いいのですが、今の世、排出事業者にアドバイスをしながら、処分費が安く済む提案をしていくのが当たり前になってきてます。
 ハイプラのリサイクル、埋立など分けるのもそのためです。(排出事業者が
分けるのですが)

No.32001 【A-5】

Re:廃プラスチックの分類について

2009-04-29 12:02:36 ronpapa (ZWlba5

A-4での失礼をお詫びします。
排出事業者の立場からの確認をさせていただきましたが、
やはり、ご質問の背景についての理解に不足している部分があったようです。
産廃物収集運搬業者の立場での顧客(排出事業者)に対する助言は大切なことと思います。ありがたいことです。顧客との信頼感も生まれてくることと思います。
お分かりの通り、私の申し上げたかったことは、プラスチック樹脂類等に限らず、自社(排出事業者)の産廃物の材質種類とその適切な処理方法等に関する知識情報と調査伝達は(仕入先業者やメーカーに確認すれば分かることですから)、原因者である排出事業者自ら行なうべきことであって、それが法の趣旨と理解しているからです。
しかし実態は、tohohoさんが「とほほ…」と嘆かれるように、その企業規模などに応じて千差万別なのだろうと思います。

<記>お礼・補足の欄への書き込みがあったことを見逃しており、
  お詫びが遅れたこともお詫びします。
  嘆きもチャンスに換えて頑張ってください。

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