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環境Q&A

土壌汚染対策法に関わる深度調査箇所について 

登録日: 2009年06月11日 最終回答日:2009年06月22日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.32472 2009-06-11 10:51:08 ZWlc656 初心者研修中

自主調査により第二種特定有害物質について単位区画での深度方向について調査を行うに当たり、30m区画内の汚染が確認された単位区画(10mメッシュ)について全ての箇所で深度方向の調査を行う必要があるのでしょうか、単位区画での分析結果から最も値高い箇所(1箇所)だけ行えば良いと解釈して宜しいでしょうか? 
土壌汚染対策法に基づく調査及び措置の技術的手法の解説」を読んでも良く理解できず、P68の文からその様に解釈しても宜しいのでしょうか。

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No.32603 【A-5】

調査の目的を再度明らかにしてみては?

2009-06-22 18:04:32 fumi (ZWlc35b

依頼者に、自主調査をどういった目的で行うのかを明らかにする必要があるように思います。


自主調査の目的としては、以下のものが考えられると思います。

@売買に際して瑕疵を明らかにするもの
A土地の売買は伴わないが、土壌汚染による減損を計上する必要があるもの
B工事時の残土調査管理、ISOなどの環境管理の一環として実施するもの

というのも、A-4のくろさんの回答のように【盛土汚染】が明らかになったとしても、Bであれば全量撤去する必要がなくなるからです。

さらに、改正土対法では完全撤去を抑制する方向で進んでいますから、@Aについても考えかたが大きく動く可能性があります。(具体的には、完全除去しなくても資産価値は保たれる仕組みができるかもしれません)

あとは、各企業の「環境保全の考え方」によって、汚染土を敷地内から完全除去するかどうか、ということでしょう。

ただ、完全除去が「環境にやさしい」とはいえないですから、その点も、依頼者に伝えて、判断をゆだねてみてはいかがでしょうか?

No.32512 【A-4】

盛土由来の汚染に土対法の調査を適用しても実態は把握できません

2009-06-12 17:05:37 くろ (ZWl5646

依頼を受けた調査機関の方なので、まずは御社の上司もしくは先輩に会社の方針も含めて今後の進め方を聞くべきです。

これだけでは、冷たいので...

 昭和30年代に造成され、その後半世紀の間未利用ということから、汚染があった場合の原因は、
  1)盛土由来
  2)自然由来
  3)もらい汚染
が考えられます。

 土環センターの解説書(p68)は、土地の上部利用に汚染原因があり、そこから拡散した汚染の広がりを想定しているので、当該地の調査に適用しても実態は把握できません。
 当該地のようなケースでは、表層に汚染がなくても地下に汚染があったり、汚染が不連続に散らばって存在している場合があるからです。

 実態は把握のためにはfumiさんがA-3で回答されているように密な調査が必要ですが、それですら正確な状況を把握することはできません。

回答に対するお礼・補足

ご意見有り難う御座います。
会社の方針に委ねたいのですが、会社の方針としては「あくまで解説書に準じてやる」との考えが強く、30mメッシュの表層調査から、単位区画での範囲限定〜全箇所でのボーリング実施を考えています。しかし、くろさんのおっしゃる通り、仮に盛土由来であった場合、表層調査で恐れがないとしたエリアでも、汚染物質が埋もれている可能性があるグレーゾーンが残ってしまう思えます。「自主調査を法に準じてやりました、結果はこうです」と割り切れば良いのかもしれませんが、高い調査費を頂きながら、これで良いのかとも考えてしまいます。今後の進め方についてもう少し、施主含めて検討してみたいと思います。
 

No.32489 【A-3】

自主調査なら・・・

2009-06-11 17:45:03 fumi (ZWlc35b

特に仕様の縛りはありませんが、解説本に準拠して調査を行う、となると・・・。

「一つの汚染の塊で最も濃度が高い点でボーリングを行う」ということになります。

それは、30m区画であっても、単位区画であっても同じ考え方でしょう。


ただ、実務的に言えば、後に発生する汚染土の処理の負担(=会計・土地資産価値の損金処理)を軽減する意味からも、調査費用と処理費用のバランスをみて、できる限り密にボーリングしておくに越したことはありません。

どのくらい密にするか、の目安ですが、一番理屈に合うのは、「単位区画ごとに表層調査で汚染範囲を確定させてから」「汚染と判定された単位区画ごとにボーリングを行う」のが、最も論理的に思いますが。

回答に対するお礼・補足

ご意見有り難う御座います。おっしゃる通り、単位区画毎にボーリング調査を行うのが、最も良いと思うのですが、単位区画での汚染範囲の確定作業を行ったところ超過箇所が大半を占める結果となり、当初想定していたボーリング調査費が倍近くになってしまう事から、非常に悩ましく思っているところです。依頼主の了解を得られれば全ての単位区画で行う様にしたい所ですが、それしても時間はかかりますが、先ずは30m区画内の高濃度地点のボーリング〜分析を行い、深度分布状況を把握してから、次の段階(単位区画)に移ると言うのはどうなのでしょうか。

No.32484 【A-2】

質問者殿立場は?

2009-06-11 16:49:17 くろ (ZWl5646

質問者殿は売り主サイドのかたですか?
それとも売り主から土地の評価や調査を委託された会社の方ですか?

売り主は造成した事業者ですか? 購入した第三者ですか?

未利用の造成地とのことですが、盛土材の出どこを押さえてますか?

回答に対するお礼・補足

ご返答有り難う御座います。

○質問者(私)は、売り主の土地調査に係わる立場です。

○売主は、造成以前からの所有者で、工業団地の造成は昭和30年代に区画整理事業 で行われ、換地されたものです。

No.32478 【A-1】

Re:土壌汚染対策法に関わる深度調査箇所について

2009-06-11 15:06:55 ハングリー (ZWl7c9

この自主調査の目的は何なのでしょうね?

それによって「・・・・・・解説」の解釈の仕方を変える必要が出てきます。いま申し上げられるのはこれくらいですね。

回答に対するお礼・補足

早速のご回答有り難う御座います。調査の主目的は第三者への土地売買等に関わる瑕疵担保責任です。実際の所まだ明確な買い手は決まっていません。また、現在も過去にも土地利用の履歴がなく、同地を含めた数kuにおよぶ臨海工業団地の造成に伴い持ち込まれた盛土(深さ1.5m内)です。盛土の下は海成の砂地盤が10〜20m程の深度で基盤岩を覆っている状態の様です。
お忙しい中すみませんがご指導願います。

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