一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境Q&A

環境目標の変更の必要性について 

登録日: 2009年10月05日 最終回答日:2009年10月09日 エコビジネス 環境マネジメント

No.33474 2009-10-05 16:52:29 ZWl2f61 事務局

ISO14001の事務局をしております。「CO2排出量の削減」を掲げていて「前年比(原単位比)1%削減」が目標です。この根拠は、1月にエネルギー管理指定工場の現地調査があって、調査員から、省エネ法では「前年比 1%削減」が義務付けされていると言われたことから、ISO14001でも同様に考えて導き出されたものです。(当初、生産状況から目標を試算すると「前年比 3%増加」で、省エネ法≠ISO14001なので、同じにする必要は無いと個人的には考えていたのですが・・・)
案の定、現在の達成状況は、「前年比 5%増加」になっており、目標
未達成の状態です。
当工場のEMS規定では、上期で目標達成していない場合、目標値を見直すとなっています。
そこで、今後の対応について質問です。
@環境目標値を見直しする。(例えば 前年比 5%増加に変更する)
A省エネ法の前年比1%削減を尊重して、目標値は「前年比 1%削減」のままとする。ただし、未達の理由を明確にしておく。
@Aのどちらが、正しいと思われますか?(Aの対応として、省エネになるテーマを追加し遂行することも考えられますが、生産重量の落ち込みが大きく、1%削減は達成できる状態にはありません)
ご意見をお伺いしたいと思います。
よろしくお願いします。

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No.33477 【A-1】

Re:環境目標の変更の必要性について

2009-10-05 18:24:40 ぶらっくたいがぁ (ZWlc74f

はじめまして、中小製造業で管理責任者をしております。
以下、少し辛口の意見です。
達成できないことが確実にわかっていて、それでもそれを「目標」に据える
ことに何の意味があるのでしょうか。達成できなくてもいい(あるいは仕方
がない)のなら、1%などといわず5%でも10%でもいいじゃないですか。
つまり、そんな絵に描いたモチのようなものを設定する意味がありません。
これは、「ニーズ(あるいは願望)」をそのまま「目標」とすることに根本
的な誤りがあります。根拠とデータを裏づけとして達成の目論みがあるもの
を目標にするべきです。

それから「上期で目標達成していない場合、目標値を見直す」とのことです
が、今回のケースだとこれは「上期が終わるまで放置しておく」という悪い
方向に働きます。つまり大きな問題を先送りにする格好の口実になるだけ
なので、このような余計な規定部分は撤廃した方がいいと思います。
残すのであれば「達成が危ぶまれる場合、すみやかに目標値を見直す」の方
がベターでしょう。

回答に対するお礼・補足

返信が遅れました。規定類の見直しも検討したいと思います。

No.33478 【A-2】

Re:環境目標の変更の必要性について

2009-10-05 20:25:07 環境担当者 (ZWl471b

省エネって何のためのするのでしょうか?
廃棄物削減でも同じですけど・・

ISOのためでもなく、省エネ法のためでもないと思うのです。
もちろん会社のためです。費用削減、環境保護、そして直接的にはコミットメントを実現しないとウソをついたことになり信用を落とします。

PDCAって毎年1回まわすのですか?
毎月のPDCAもあるでしょうし、毎日のPDCAもあるでしょう。
当然、チェックすれば手を打つ、打たなければPDCAではない

そんなことを考えると、もう答えは出てくるのではないでしょうか?

私も同業者です。
お互いに、環境保護と会社の業績アップに頑張りましょう。

回答に対するお礼・補足

返信が遅れました。確かにPDCAは日々の活動ですよね。
また、色々と考えたいと思います。

No.33481 【A-3】

Re:環境目標の変更の必要性について

2009-10-05 22:39:41 ronpapa (ZWlba5

お久しぶりです。私も事務局さんと同様の立場で日々悩ましい思いを過ごしています。

事務局さん> @Aのどちらが、正しいと思われますか?

私の場合ですが、どちらが正しいか…の選択ではなく、複数の視点を持って考えてみるようにしています。そして、求められることの本質を基点に判断するように心掛けます。

@ の環境目標値で見直してよいのは(むしろ見直すべきは)CO2削減の総量値ではないでしょうか。

A 省エネ原単位の削減目標値は変更されるべきではないと思います。

- 事務局や管理者としての観点からだけでは答えを間違えます。経営者の視点も持ってみるべきと思います。(難しいことではありますが…)
- 省エネ(法)とCO2(温対法)には互いに連動する部分も多いのですが(これまでは)、本質としては異なる部分があります。(むしろ今後はそうなると思います)
- 省エネ取り組みや原単位管理であれば管理者の視点からでも判断できる部分が多いと思います。 しかし、CO2削減目標を総量の観点から捉えようとすると、どうしても経営者としての視点が必要となるからです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
もう少し分かり易く述べるべきなのですが、晩酌の後のために呂律(ろれつ)が回りません。ご容赦。修正したい思いのまま投函させていただく失礼をお許し下さい。
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=31547
私は、↑以前のQ&Aからの続きのつもりで回答しました。
(初心者を卒業されて事務局さんと改名されることに反対しませんが、出来ればその旨を書き添えていただけると他の回答者の方々にとっても助けとなります。〉補足ご質問をお待ちします。

回答に対するお礼・補足

返信が遅れました。いつも回答をありがとうございます。
改名については、特に意味はないです。(前回の名称は、正直忘れていました・・)
視点を変えてみるという発想は必要かもしれませんね。(難しいですけど・・)
原単位目標を導き出してから、その原単位になれば、これくらいの総量になるという考え方を基に総量目標を算出しているので、原単位目標を変更せず、総量目標だけを変えるというのは、難しいですね。

No.33492 【A-4】

目標の変更は民主党政府も同じ…。しかし、

2009-10-09 18:03:04 ronpapa (ZWlba5

再び失礼します。
ご自身での選択肢はAにされたのかもしれませんが、私個人の疑問を述べる失礼をお許し下さい。

事務局さんの返信> 原単位目標を導き出してから、その原単位になれば、これくらいの総量になるという考え方を基に総量目標を算出しているので、原単位目標を変更せず、総量目標だけを変えるというのは、難しいですね。

ronpapa> なるほど。 当社の省エネ活動も報告届出の内容も、これまでは確かにそうだったのですが…。
(1) 私は必ずしもISOとそのEMSに準拠した理解をしておらず、叱責を受ける立場かもしれませんが、他の多くのISO実施企業の方々も同様に「原単位目標値×基準量(総産出量又は金額・重量など)=総量目標値」として運用されているのでしょうか?
(2) これからは、エネルギー原単位による省エネ管理と、CO2削減への取り組み課題とは必ずしもリニアーに連動しなくなると考えています。 
(3) 重油換算エネルギー単位と、CO2換算したGHG総量とでは扱う単位指数も異なります。 CO2環境負荷の総量を把握する場合は、エネルギー起源だけではありません。 その意味ではLCA的な理解とアプローチも不可欠になると思っています。
(4) 省エネはボトムアップ的アプローチの集積による短期課題であり、CO2削減はトップダウン的な経営マネジメントとしてのアプローチを必要とする中長期課題に(政権交代以降は)なったのだと、日々悩ましく思っているからです。

(5) 改正省エネ法とCO2温対法などの運用が今後どのようになるかについての理解と対応も必要ですが、もっと大きな枠組みが変わることも想定内としなくてはならず、企業としての正しい理解と選択判断を上申する為にも、私自身は、省エネ活動への継続取り組み施策と、CO2削減施策(シナリオ作り)とは分けて考えようと思案しています。

  上記の理解と捉え方に自信がある訳ではありません。
  多くの方の知恵と意見を求めようと思っています。
  環境担当者としての現場からの声です。

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