環境Q&A

No.33655 【A-1】

Re:将来、世界にでて環境問題解決に携われるような仕事に就きたいと思っています。

2009-11-11 20:16:28 鶴兵衛 （ZWlb155

「環境の仕事」を紹介した本も出ているようですから、
そのような本を読んでみることも参考になると思います。
けれども、まずはどのようなことが問題としてあるのかを勉強されて、
その中から、興味をもてるもの、大切と思うものについて掘り下げてゆけば、
どんな問題を解決したいのかがだんだん明確になってゆくのではないでしょうか。

なお、世の中に環境の仕事をする人も必要ですが、
みんなが環境の仕事だけをしていては社会が回りません。
また、あなたや私が今この瞬間も呼吸していることも含めて、
環境負荷は人類のあらゆる活動から生じています。
ですから、さまざまな仕事や生活の中で、それぞれが環境に気配りしてゆくことが大切と思います。

私は現在、ある企業で環境の仕事に就いていますが、
お金を稼ぐとか、品質の良い商品を供給することと同じように、
環境に配慮することが当たり前のこととなり、
このような仕事が要らなくなることが理想と考えています。

No.33680 【A-2】

Re:将来、世界にでて環境問題解決に携われるような仕事に就きたいと思っています。

2009-11-13 15:28:37 Xinxin （ZWl3e4f

「海外でどんな仕事があるのか」というご質問ですが、海外でも日本でも仕事の種類には大差ないと思います。法令の整備・遵守・モニタリングをする仕事、水質調査をする仕事、汚染防止機器を開発したりその設置･運転などをしたりする仕事、子供たちに環境の大切さを伝える仕事などなどです。日本にはなくて海外で特別なタイプの仕事があるとすれば、例えば開発途上国に対して上記のような仕事がもっと効率的に効果的にできるように技術指導するような仕事、あるいは政府間協調を促進するような仕事でしょうか。

いずれの仕事にしても、日本にいて必要な情報や技術を十分に獲得することはできます。どんな仕事があるかということより、どんな切り口で自分の専門性を磨くか（政策か技術か、公害系か自然系かなど）をきちんと定めることが大切ではないでしょうか。世界で、というのであれば専門分野というのは必須で、修士号は最低もつべきです（もちろん博士号があれば尚良し）。世界は時に、日本以上に学歴社会です。環境問題は広いですが、専門分野があると自信が持てますし、そこを足場にして視野を広げることもできます。

それからもちろん英語力。フランス語や中国語など他の国連公用語も習得すると世界へ近道できるかなと思います。