一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境Q&A

炭の生成から燃焼過程のCO2排出について 

登録日: 2011年02月12日 最終回答日:2011年02月12日 エネルギー 省エネルギー

No.36513 2011-02-12 05:17:05 ZWlbe2a 守君

私は、所謂「エコ」に興味のある全くの素人です。
現在、薪ストーブは、「煙」、「臭い」で都会では使用が難しい事を知りました。
一方、薪ストーブは、木を燃やすという事で「カーボンニュートラル」として「京都議定書」において、CO2排出ゼロと認められている事も知りました。
だとしたら、炭ストーブは、薪ストーブと同じ「カーボンニュートラル」ということは言えるのでしょうか。
炭を作る段階(蒸し焼き)では、かなりのCO2を出すと思います。更に、炭を燃やす過程でCO2は、発生します。一方、炭の燃焼による「煙」、「臭い」は、薪ストーブに比べて格段の改善があると思うので、都会(首都圏)でも、暖房器具として代用するメリットはあるのではないかと思います。
また、灯油ストーブ(ファンヒーター)、床暖房、エアコンとの比較でもCO2の排出は少ないのでしょうか。(単純比較は難しいのでしょうが。)
以上の問題が特にないようであれば、試行的に薪ストーブで炭を燃料に暖を取ろうかと思います。炭ストーブが都会でも暖房器具として十分機能できるということであれば、間伐材の問題等、林業の再生のヒントになるような気がするのですが。
様々なご指摘・ご助言をお願い致します。

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No.36514 【A-1】

Re:炭の生成から燃焼過程のCO2排出について

2011-02-12 11:58:57 万田力 (ZWl3b51

 以前紹介した  http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=11194 は参考になったとお礼がありましたが、今回も

> 私は、所謂「エコ」に興味のある全くの素人です。

ですか。

・薪ストーブ 可燃分を全て熱として利用している
・炭ストーブ(火鉢?) 可燃分の一部を薪を炭化するために使用している
 さて、 炭も薪が原料ですから同じようにカーボンニュートラルと考えることはできますが、同じ利用可能な熱量を得るのにどちらがたくさんのCO2を発生するでしょう?
 カーボンニュートラルなんだからそんな詮索は無駄だとお考えになりますか?炭に加工するために使用された可燃分から得られるエネルギーを有効に(即ち薪のままで)使えば、化石燃料等に由来するCO2の発生は抑制されます。
 また、 灯油ストーブなどと比較した場合に発生するCO2の比較は単純ではありませんが、化石燃料由来のCO2の発生を抑制する、即ちカーボンニュートラルという評価に変わります。

> 現在、薪ストーブは、「煙」、「臭い」で都会では使用が難しい事を知りました。

 現代社会は快適な生活環境を求めるあまりに煙、臭い、粉じん、暑い・寒いといったことに敏感になりすぎているように思います。
 そのくせ、男でも伊達の薄着と言うことを実践している方もおられますが、自分を美しく(?)見せるためにミニスカ生足コート無しの女性が大勢おられます。
 「エコ」だ「環境」だと言われるなら、少し我慢することを覚えて快適さを犠牲にしたり、内面の美しさに磨きを掛けて勝負してはどうかと思いますがいかがでしょう。
 その第一歩として、夏は薄着冬は厚着(あえてクールビズとかウォームビズとか言いません)を実践して、半ズボンを制服にしている小学校には制服の変更を求めるような活動の方が、こと『冷暖房』に関してはCO2の抑制に効果があると思います。
 なお、

> 炭ストーブが都会でも暖房器具として十分機能できるということであれば、間伐材の問題等、林業の再生のヒントになるような気がするのですが。

とのことですが、林業再生のヒントになるかどうかについては、間伐材の利用が進まない理由を考えてみてください。

追伸 朝の5時に書き込みをしていますが徹夜明け?お仕事なら仕方ないですが、これも大きなCO2の発生源になります。

回答に対するお礼・補足

万田 力様

津久葉山禄様への回答欄が無く、本欄を拝借致します。ご勘弁下さい。

津久葉山禄様
私のこのようなEICへの質問としては、余りにも拙速すぎる感があり、自分自身でも失礼とは思いつつ、安直に専門家の方から貴重な情報を得たいと、このような事態になりました。

妹背の滝様への回答で、少し触れましたが、中学2年の時、自宅の裏の雑木林が、1日にして切り倒されてしまうという衝撃的な出来事があり、何か大切な自分の思いでと共に自分の生活の一部であった雑木林を失った喪失感にかなり落ち込んだ記憶があります。
現在は、約30年間の会社勤めから今年嘱託となり、本格的な自然環境保全活動を開始しようと思っています。
又、国際的な地球環境保全をしているNGOのサポーター兼登録ボランティアとして休日のイベント参加、「レッドデータブック」に指定されている植物(草)の保全活動や自治体と連携しているNPOの会員として都市に農地を残すための「菜の花プロジェクト」や食用油のリサイクル(バイオ燃料化)、東京では珍しいあるアンブレラ種の保護のための雑木林の保全等をしております。
また、個人的な試行錯誤として、誰でも簡単に出来そうなエコなライフスタイルを模索しております。具体的には、津久葉山禄様よりのご指摘がありました、「モーダルシフト」としての休日の朝晩の散歩、徒歩を取り入れた通勤。その他には、飲用水をトイレに流すのはもったいないという発想でトイレだけは雨水をNPO製作の1㎥のタンク2つに貯め井戸用のポンプで給水する2次上水、比較的安い太陽熱温水器の利用(お風呂)、グリーン購入法認定の断熱材による窓の断熱、最近安くなってきたLED照明の活用(私の机の上の照明もルーメン数の高いLED 電球で十分PCの作業はできます。)
但し、これらは、津久葉山禄様のご指摘のように、人それぞれの価値観や生活環境が違うので、押し付けるつもりはございません。あくまで、私の興味の範囲でやっております。
炭については、妹背の滝様からのご指摘により、エネルギー的無駄および労力的にも大変な意思と時間が掛かることを思い知らされました。
以上、永々と弁解を記述してしまいが、ご勘弁いただけたら幸いです。

皆様のご指摘で、当初の炭の疑問につきましては、私なりに有用な考え方でないことが分かりましたので、ここで済みとさせていただきたいと思います。

No.36515 【A-2】

Re:炭の生成から燃焼過程のCO2排出について

2011-02-12 21:04:13 妹背の滝 (ZWlaf1a

>特にないようであれば、試行的に薪ストーブで炭を燃料に暖を取ろうかと思います。

私は子供のころ冬は木炭で暖をとっていまっした。
といっても火鉢または掘りごたつ(局所暖房)です。

万田力さんが指摘しておられますが
木炭をストーブで燃やして部屋全体の暖を取ろうとすると、確実に薪よりも大量に必要になります。
燃やし方によっては薪と同じ重さの木炭が必要になるかもしれません。

木炭というのは本質的には贅沢な燃料です。
煙を気にしないのであれば、薪で十分なのに
人間側の都合で煙が出ないように加工しているのです。
だから昔は貴族や支配層が租税として徴収し、消費していたのです。

>炭ストーブが都会でも暖房器具として十分機能できるということであれば、間伐材の問題等、林業の再生のヒントになるような気がするのですが。

間伐材のような密度の低い針葉樹は、高値で取引される品質の高い(長時間低温で燃える)木炭にはなりません。
バーベキュー用にはなるでしょうが、その値段では経済的に成り立たないでしょう。

余談ですが、木炭というものは簡単に作れるものではありません。
今も父は田舎で木炭を焼いています(販売用ではなく自家消費用)が、
山の炭焼き釜で焼く場合、火入れから取り出しまで1週間程度かかります。
また、火入れから火止めまでの3日間は徹夜(複数で交代)で番をします。
火加減の管理をおろそかにすると、木炭にならなくなるからです。
火止めしたら取り出せる温度になるまで自然冷却させます。

回答に対するお礼・補足

万田 力様、妹背の滝様
万田 力様ご指摘の通り、以前に質問した際のご指摘(「質問する前に本Q&Aを十分検索すること」)を失念しておりました。誠に、失礼致しました。
該当箇所を読ませていただきまして、現代においては、炭焼きの難しさを、改めて勉強させていただきました。
間伐材の問題の難しさも、現場を知らない浅はかな考えであったと思います。
貴重なご意見およびご指摘、誠にありがとうございました。

また、万田 力様の「現代社会は快適な生活環境を求めるあまりに煙、臭い、粉じん、暑い・寒いといったことに敏感になりすぎているように思います。 「エコ」だ「環境」だと言われるなら、少し我慢することを覚えて快適さを犠牲にしたり、内面の美しさに磨きを掛けて勝負してはどうかと思いますがいかがでしょう。」というご意見については、全くの同感です。
私も、今の大半の日本人(先進国の人々)は、必要以上の贅沢(必要以上の快適さ、便利さ)を謳歌し過ぎているように思います。我々の世代で、地球環境の扶養力を使い果たしてしまったら、後世の世代に何と言い訳できるのでしょうかと思います。
私は、昭和31年生まれで、武蔵野の雑木林がどんどん切り倒されて宅地化される中で、人生を歩んでまいりました。自然(生態系)の破壊に対しては、非常な危機意識を持っております。
地球環境への負荷をコストとして考慮せずに経済成長をして、物質的な豊かさを求め過ぎた挙句が、「リーマンショク」以降の今の状態だと考えています。
恐らく、団塊の世代から50歳以上の方々が、豊な社会になる過程を知っている最後の世代であるような気がします。
このような背景から、浅はかな質問をしたと、言い訳にはならないと思いますが、ご容赦いただければ幸いです。
非常に勉強になりました。

No.36516 【A-3】

Re:炭の生成から燃焼過程のCO2排出について

2011-02-12 21:40:11 津久葉山禄 (ZWldb10

「守君」さんへ。

「万田力」さん、「妹背の滝」さんが回答されているように、私も子供の頃は、暖房もなく、暖かい衣料もなく、しかも、私の幼少時は今よりももっと寒く、しょっちゅう雪が降っておりました。ストーブなんて、学校も自宅もありませんでした。(暖かい服もありませんでしたが)「夏は薄着冬は厚着」で我慢して、『「エコ」だ「環境」だと言われるなら、少し我慢することを覚えて快適さを犠牲にしたり、内面の美しさに磨きを掛けて勝負してはどうかと思いますがいかがでしょう。」』に同感です。

戦争が終わり、貧困から豊かな生活を求めて日本人全員が頑張ってきました。今さら、そのような歴史的背景を無視した、安直な「薪ストーブ」、「炭ストーブ」はないでしょう。煤塵、火事の問題、暖房の立ち上げりの遅さなどなど、「薪ストーブ」、「炭ストーブ」は、灯油(温風)ストーブに比較して大変ですよ。今や、オール電化の時代です。「守君」さんは可能でも、それを多くの人に勧めることは無理があります。安易な「エコ」、「環境」は無責任であり、戦時中の「竹やりでB29を打ち落とす」的な発想を感じます。この当時の日本人も視野狭窄に陥り、世界を無視した夜郎自大的な考えで国を誤りました。

また、1億人の日本人がそれを達成したとして、十数億人の中国、インド、そして、もっと多数の外国の方にも強制しますか?

もっと、自分ができること、そして、その輪を広げることを考えていただきたい。たとえば、今回の買い取り価格が高くなったソーラー発電、つづいて、買い取り価格を上げよう(¥20程度が検討されています)と考えられているバイオマス発電に協力する。自動車をやめて自転車で移動する、細目に電気を消す、同じ考えを持つ人たちとNPOを立ち上げるなどなど、もっともっと考えていただきたい。

回答に対するお礼・補足

津久葉山禄様
新たなご指摘、誠に恐縮です。
万田 力様への回答にもなるのですが、もうそろそろ残り時間がなくなりますので、明日、改めてご回答させていただければ幸いです。
ある主治医から早寝早起きを指示されておりますので。
申し訳ありませんが、1日延長をお願い致します。

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