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空き缶プルタブのアルミニウムへの再生工程を正確にご存知の方!!  

登録日: 2014年01月26日 最終回答日:2014年03月05日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.39548 2014-01-26 11:01:00 ZWlef27 KARAO

こんにちは。

小規模企業で環境管理を担当しています。

勤務先の会社で、労働組合から、空き缶のプルタブを集めて換金し、
車椅子をお贈りする活動に賛同して欲しいという要請がありました。

加盟している労働組合連合会の活動の一環だそうです。
http://asu-earth.joho.or.jp/join/pulltab/
勤務先はISO14001の認証を取得していて、
会社から排出する廃棄物は、リサイクルの場合も
その処理過程を最後まで確認しておく必要があります。
(廃棄物の不法投棄がされていないことの証跡確認です。)

以前、複数の社員からの要望で、
ペットボトルキャップを集めてワクチンを贈る運動に協力した際は、
ボランティア団体の事務局の紹介で、
私が千葉県にあるキャップの再生工場を見学させていただき、
キャップがコンクリートパネルに再生される過程を確認いたしました。

今回もプルタブ収集団体の(環公害防止連絡協議会)事務局に
問い合わせさせていただいたのですが、
担当者殿も再生の現場はご覧になったことがないそうです。
(後日調べて連絡をいただけることにはなりました。)
Googleで調べても、プルタブの収集や選別作業を写した写真は
沢山見つかりますが、
最終工程である再生工場や再生過程の写真は見つかりません。
また、勤務先の労働組合には、労働組合連合会からプルタブが
確実に再生されていることの証跡の入手と提出を求めておりますが、
時間がかかりそうです。

そこで、上記と並行してのお願いになってしまい恐縮ですが、
実際に「空き缶プルタブ」をアルミに再生している工場をご存知の方、
或いは、プルタブ再生工場の再生現場写真の掲載されている
WEBサイトをご存知の方、
「ああ、それならうちの会社では、当然確認済みですよ」
という方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報をご提供ください。

いただいた情報をもって証跡確認にはなりませんが、
参考にさせていただきたいと思いますので、
よろしくお願いいたします。

総件数 9 件  page 1/1   

No.39549 【A-1】

Re:空き缶プルタブのアルミニウムへの再生工程を正確にご存知の方!!

2014-01-26 22:33:17 万田力 (ZWl3b51

質問に対する答えになっていないかと思いますが、
http://www.h2.dion.ne.jp/~irose/nikkif/kurumaisu.htm
をご参考になさってください。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。
ただ、労働組合に「証跡提出」を求めるに当たり、
かなり念入りに調べましたので、
ご教示いただいたサイトは確認済みでした。
(興味深い内容が書いてあり、「オチ」は傑作ですよね)
今後ともよろしくお願い申し上げます。

No.39551 【A-2】

近頃とんと見なく・聞かなくなりました

2014-01-27 23:10:32 todoroki (ZWl7727

たぶんご覧になったと思いますが… → http://www.alumi-can.or.jp/
上記サイトで書かれているように、「切り離さないで回収してください」とのことです。
そのせいか、近頃とんと見なくも聞かなくもなりました。
アルミ缶は、要求特性の違いから胴体と蓋で材質が違いますが、
その分別によるメリットより再溶解時の酸化によるロスのデメリットの方が大きいんでしょうね。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。
今回組合から話があるまで、
「プルタブ回収運動」は都市伝説だと思っていましたが、
北海道から九州まで、今も綿々と続いているのを知りました。
であれば、最終の再生過程の情報が何故皆無なのかが不思議です。
組合からの報告があればお知らせしますが、
引き続きご協力をお願いいたします。

No.39552 【A-3】

Re:空き缶プルタブのアルミニウムへの再生工程を正確にご存知の方!!

2014-01-28 19:16:31 KARAO (ZWlef27

質問者です。
「連綿と続く」と記すところを、「綿々と続く」
と記してしまいました。
先ほど読み直していて気づきました。
お恥ずかしい限りです。
訂正させていただきます。

No.39560 【A-4】

Re:空き缶プルタブのアルミニウムへの再生工程を正確にご存知の方!!

2014-01-31 14:23:53 papa (ZWlbd18

10数年前に環境部局に在籍していた頃同じようなお話を伺って、真偽を確認する必要に迫られて再生インゴット製造工場まで伺いました。
再生インゴット工場では、原料毎に分別してバッチ溶解しているのですが、溶湯と製造インゴットの成分をかなり厳密に分析して必要な合金成分を添加調整して規格値に合わせているとのことで、プルタブだけ別に集めても意味のないということでした。

スチール缶をシュレッダーで細破砕してアルミトップ部分を回収という事例も製鐵会社まで問い合わせしましたが、スチール缶についているアルミは脱酸機能があるので製鋼には支障がないとのこと、アルミ再生工場では夾雑物が多いので最低クラスのアルミくずとの評価でした。

そのほかにも同じような切口で、PETボトルのキャップ集めとか、日常生活の中でのちょっとしたものを集めることを学校でやってるところもありますがこれもプラスチックリサイクルとしては都市伝説の類かと思います。

小学生の頃、駄菓子のオマケ集めに興じてオマケがほしくて駄菓子を買いこむような幼い思い出を大人まで持ち越してしまった結果として、学校の先生方も企業の皆さんもこういった行為に共感を覚えるのではないかと思います。

万田カさんのリンクにあるような情報が常識的なものかと思います。



回答に対するお礼・補足

こんばんは
具体的なご回答をいただきありがとうございます。
工場をご覧になられたというのは画期的です。
ところで、その工場では、プルタブはどのようにして
再生ラインに乗せていたのでしょうか。
もしお解りでしたらご教示ください。
私の質問がきっかけで、
件の労組連合会も工場を視察するようなのですが、
だいぶ先になりそうなので、よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

No.39561 【A-5】

Re:空き缶プルタブのアルミニウムへの再生工程を正確にご存知の方!!

2014-01-31 21:31:29 papa (ZWlbd18

私が伺った再生インゴット工場での原料ヤードでは、
アルミサッシ枠、空調熱交換器、アルミ板プレス抜きシート、自動車部品、アルミホイール、アルミ缶プレスブロック、切削屑プレスブロックなどがありましたが、プルタブはありませんでした。
おそらく、鍋釜レベルの雑アルミ屑と一緒にプレスブロックに混じってるのだと推察しておりました。
再生インゴットであっても工業原料としてJIS規格製品として流通する以上はそれなりの数量が確保できなければ雑スクラップ扱いとするほかありません。少なくとも溶解する1バッチの数量が確保されなければ再生工程の確認は不可能です。
プルタブだけ集めて製品化するより缶に付けたものとして缶と一緒に再生されるほうがはるかに効率的でCO2発生量の少ない再生工程になることは自明です。
幼児的な発想でリサイクルする時代ではないと思います。
そうはいっても私も、私の子も小さい頃はつるつる石とかアニメヒーローのシールを宝物のように収集していました。そういったことはもうやっていませんが、「環境」という名称がつけば似たようなことを大人が真面目にやってしまうこの時代のメンタリティーには疑問を感じています。
私の職務は下水屋でISOの内部監査をやったこともありますが、、昨今は処理工程の原単位削減よりも昼休みの事務所消灯みたいな些末ことばかり言ってくる低レベルの環境管理事務局にはちょっとうんざりしてます。

回答に対するお礼・補足

おはようございます
ご丁寧なご説明を頂きありがとうございます。
プルタブも、収集している団体のWEBサイトなどを拝見すると、
膨大な数量が集まっているようであり、
その再生過程を知りたいと思っています。
本年度のISO14001の審査は先月終了しましたが、
毎年審査時には、弊社が契約している廃棄用紙の再生工場、
産業廃棄物の処理工場、そして
(ここは契約している訳ではありませんが)
ペットボトルの再生工場の写真はいつも用意しております。
来年は、プルタブ再生工場の写真が追加されるかもしれません。
今後ともよろしくお願い申し上げます。


No.39563 【A-6】

Re:空き缶プルタブのアルミニウムへの再生工程を正確にご存知の方!!

2014-02-02 21:16:03 Nobby (ZWlcf60

グリーン・ウォッシュとは環境に配慮したふりをして金儲けをすること。
ブルー・ウォッシュとは人権に配慮したふりをして金儲けをすること。(車いすの必要な人、ワクチンが買えない第三世界の子ども達などへ支援の形で)

ということばがあります。

プルタブ回収やPETボトルのふたの回収はこれにあたると思います。

当社にも途上国のワクチンになるとのことでPETボトルのふたを集めている方がいますが、大手スーパーやNPOのグリーン・ウォッシュに利用されているだけだと思います。
今時こんなことに必死になる労働組合は何かおかしくないですか?
環境のことを本当に考えているか疑問です。

下記ご参考まで
グリーン・ウォッシュとブルー・ウォッシュ 良く考えると、何か変?
http://www.j-valve.or.jp/valve-faucet/env-info/g120326.html

http://lonely-planet.cocolog-nifty.com/sa/2005/08/post_bafb.html

http://ankei.jp/yuji/?n=1337

http://orbit.cocolog-nifty.com/supportdiary/2007/07/post_3332.html


回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございました。

No.39625 【A-7】

Re:空き缶プルタブのアルミニウムへの再生工程を正確にご存知の方!!

2014-02-27 10:01:02 筑波山麓 (ZWl7b25

ニュース発行に疲れたので暫時一休みで当サイトのQ&Aコーナーを散読していたら「空き缶プルタブのアルミニウムへの再生工程を正確にご存知の方!! 」が久しぶりに多くの回答が寄せられていたので、ひまつぶしに回答します。

質問内容から、「KARAO」さんと思われますが、多くのサイトで質問されていますね。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1223555672
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8443638.html
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa8443638.html
探せばほかにもあるかも知れませんがこの程度にしますが、まあほぼ当サイトと同様な回答になっています。

また、「KARAO」さんの組合かもしれませんが、組合参加企画として以下が公開されています。
http://asu-earth.joho.or.jp/join/pulltab/

おそらく、「KARAO」さんご自身がこの運動に強い疑問をお持ちなのかなと思われましたので、以下の回答をお知らせいたします。

ウィキペディアの「プルタブチャリティー」、「プルタブチャリティーの問題点」が良い回答かなと思われます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%89

一言で言えば、このプルタブ回収運動は役目を終えた、または終えようとしている運動であると思えます。

当初の組合運動の目的から言えば、アルミ缶でなくても良いのですがアルミ缶収集のような時代にあったものに方向転換すべきと思えます。組合運動のシンボルとしても、もっと時宜にかなった運動があったと思えます。

言葉の表面に捉えられて、言葉の中身を見失う、木を見て森を見ずの一例かと思います。

投入したコストと熱意を考慮すれば、もっと熟慮した実情にあった運動を行えば、勲章的な「4台目」完成などという愚かしいものでなく、それこそ多くの障がい者に喜んでいただける、数百台、数千台の車椅子を寄贈できた可能性もあったと思います。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございました。
私は
「この活動自体の是非や効率性を問うているのではなく、
産業廃棄物処理法遵守の観点から、
再生過程の証拠を確認したいだけ」
なのですが、なかなか有力な情報が得られません。
引き続きご協力をお願いいたします。

No.39628 【A-8】

Re:空き缶プルタブのアルミニウムへの再生工程を正確にご存知の方!!

2014-03-01 10:27:08 KARAO (ZWlef27

こんにちは。
質問者のKARAOです。
環公害防止連絡協議会殿にプルタブの運搬業者殿をご紹介いただき、
その会社の社長様お願いして、
プルタブの熔解・再生工場に連絡していただき、
プルタブを溶解してアルミニウム地金に再生する工程の写真を
ご提供いただきました。
私の疑問は解決しましたが、プルタブ再生を行っている会社は、
「プルタブを缶から外さないこと」を推奨している、
「アルミ缶リサイクル協会」の会員会社なので、
「月間何トン位プルタブ再生を行っているのか、
プルタブ再生に、効率性・やコスト対効果等の問題点はないのか」
等をを直接問い合わせてみたいと思っています。
ご回答いただきました皆様には改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

No.39631 【A-9】

Re:空き缶プルタブのアルミニウムへの再生工程を正確にご存知の方!!

2014-03-05 20:50:21 KARAO (ZWlef27

質問者です。

プルタブをアルミに再生している企業の担当者様に、
直接いろいろな事項をご教示いただきました。
私が知る限り、どこにも記載されていない情報ばかりです。
以下、Q&A方式で回答をいただきましたので転載します。
プルタブと缶本体で材質が違うというのも初めて知りました。
月間10トンもプルタブをアルミに再生するというのであれば、
車椅子も毎月10台以上贈れる計算になりますよね。
大変興味深い情報でした。


Q:貴社では月間何トン位のプルタブをアルミ地金に
再生していますか?
A:約 5t〜10t/月 です。

Q:缶全体をリサイクルする方が効率的と思いますが、
プルタブのみのリサイクルでも特段非効率な点や、
再生処理にあたっての不都合な点等はないのでしょうか。
A:アルミ缶は、3004という材質が主成分で、
アルミ缶溶解の一貫設備を保有しているリサイクルメーカーで
アルミ地金に生まれ変わり、圧延メーカーや製缶メーカーを経て、
最終的に再度アルミ缶として使用されます。
自社では月間 約3,000t程度のアルミ缶を回収し、
リサイクルしております。
一方、プルタブや缶トップは、5182という材質です。
通常、3004材よりは、成分規格が厳しく、
アルミ缶と一緒に溶解され、3004材としてアルミ缶リサイクル
のプロセス内でリサイクルされます。

ご質問の、プルタブのみを切り離した場合は、5182材として
特殊な用途の(自動車や船舶向け部品)アルミ合金に使用いたします。
自社では、アルミ原料問屋から持ち込まれる
5182材のスクラップとして、購入し使用しております。
これはこれで、きっちりと用途に合った形で
リサイクルされております。
という意味で、再生処理において特段不都合はありません。

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