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環境Q&A

最終処分場での異種金属接触によるイオン化溶出について 

登録日: 2002年01月12日 最終回答日:2002年01月21日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.573 2002-01-12 23:30:40 tausun

 処分場埋め立て空間には燃え殻や汚泥、廃石膏ボードなど電解質物質(無機塩類)を含む廃棄物があるとともに、湿潤下そこにシュレッダーダストや各種金属くずを埋め立てた場合、電気化学的に電池を形成し金属(元素)がイオン化し溶出するのではないかと思うのですが、このような観点での研究例があったら教示ください。こういう現象が事実として認められるならば、安定型処分場にコンクリートがらなどの建設廃材と金属くずを埋め立てることは問題だと思うのですが。

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No.585 【A-1】

Re:最終処分場での異種金属接触によるイオン化溶出について

2002-01-21 10:05:23 東京都 / ちしゃ

最終処分場の維持管理基準では
http://www.env.go.jp/recycle/kosei_press/h980616a/h980616a-2.html

ハ.埋立開始後、電気伝導率又は塩化物イオン濃度を1月に1回以上測定・ 記録すること。
ニ.電気伝導率又は塩化物イオン濃度に異状が認められた場合には、速やかに再度測定・記録するとともに地下水等検査項目についても測定・記録すること。
が定められていますが、一廃、管理、遮断型についての適用で、安定型処分場には適用されないことになっています

ご質問は安定型処分場に限定した調査なのでしょうか。

千葉県環境研究センターの研究概要の中に紹介されている
http://db01.wit.pref.chiba.jp/bank/rd.nsf/view?OpenView

「最終処分場浸出水中のイオン類について」という調査がありますが、
http://db01.wit.pref.chiba.jp/bank/rd.nsf/00ccb73fc8aed45b492565d300222004/3b6acae3a1a6846249256942002a06fe?OpenDocument
この研究は一廃の最終処分場を対象にしたもので
ナトリウムイオン 硝酸イオン カリウムイオン マグネシウムイオン カルシウムイオン
塩素イオン 硫酸イオン 炭酸水素イオンが認められるとの報告があります。

なお、安定型処分場については
『日本消費者新聞』 01年5月15日号には
安定型処分場周辺の電気伝導度を計ってみた結果についての記事があるようです。
http://www.kcn.ne.jp/~gauss/b/ec.html
http://www1.kcn.ne.jp/~k-okutan/.eikyohtm.htm
http://www1.kcn.ne.jp/~k-okutan/minpo.htm

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