一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境Q&A

環境教育・水生生物による水質調査 

登録日: 2004年08月24日 最終回答日:2004年08月25日 環境学習 こどもの環境学習

No.7326 2004-08-24 23:02:50 阿見悟

環境省は毎年全国のボランティアと子供たちによる水生生物調査の結果を発表している。平成15年度の結果は環境省のホームページhttp://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5116に発表されている。
この調査では、生物指標を使って水質階級Tきれいな水、水質階級U少しきたない水、水質階級Vきたない水、水質階級W大変きたない水、と水質を表現しているが、私はこの日本語表現が教育現場を混乱に陥れていると思います。私はこの日本語表現を廃止または改定すべきだと思いますが、環境教育に携わっていらっしゃる方々のご意見を聞かせてください。
理由は、@きれいな水のシンボルとなっているホタルが、「少しきたない水」と表現されている水質階級Uの指標生物となっており、子供たちをを惑わせている。ANHK総合テレビ・ローカル放送などで子供達によるこの調査の様子が放映されているが、ポピュラーなザリガニやミズカマキリをクローズアップして写し、「調査の結果はきれいな水ということでした」と放送している。ザリガニは「大変きたない水」の指標生物、ミズカマキリは「きたない水」の指標生物である。公的メディアも混乱して教育的配慮が出来ていない。(参考:国立環境研究所・研究ノート2004.07.28http://w-mizu.nies.go.jp/suisei/chosa/bio/note/note1.html

 

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No.7329 【A-1】

Re:環境教育・水生生物による水質調査

2004-08-25 12:35:46 コロ

 ホタル=きれいな水のシンボルというのは疑問です。
 ご存知のとおり、ホタルはカワニナがいないところには棲めません。カワニナは、それほどきれいな水に棲んでいるわけではありません。
 「きれいな水」のサワガニやウズムシと「少しきたない水」のホタルの生息域は、重なっている部分もあるかもしれませんが、主な生息域を考えると妥当なところではないかと思います。
 ザリガニやミズカマキリについては、「きれいな水」の指標の生物の方が多くいれば、「きれいな水」となるのは仕方ないと思います。
 サワガニとヒルが同じ場所にいることもあります。
 水生生物を指標とする前提であれば、やむを得ないことだと思います。

回答に対するお礼・補足

コメントありがとうございます。国立環境研究所の研究レポートにも書いてあり大人は理解できるのですが、こどもが戸惑っていると指導のNPOの方は言っていました。全階級の水域にいるザリガニは指標になりにくいですね。

No.7332 【A-2】

Re:環境教育・水生生物による水質調査

2004-08-25 13:31:57 東京都 / 君山銀針

コロさんも書かれていますが
ホタルの研究家である京都大学生態学センターの遊磨正秀先生が「ホタルの水 人の水」で書かれていたところによると、ホタルは水源のような本当にきれいな水ではなく、人里近い水源よりは「少しきたない水」を好む昆虫だということでした。

科学的には「少しきたない水」という表現は間違いではないのですが、「きたない」という言葉はたしかに強すぎるので、環境教育を兼ねた調査ということでしたら「里山の水」など、表現は工夫したほうがいいような気が私はします。

回答に対するお礼・補足

「里山の水」という表現は良いですね。子供の頃「少しきたない水」の川で泳いでいました。ホタルもいっぱい飛んでいました。「きれい」時代のこどもにとっては「きたない」という言葉は強すぎると私も感じます。

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