イオンバランスとアルカリ度について

No.8979 2005-01-09 02:05:23 mizu

主要イオンを分析しています。そのときに、陽イオンと陰イオンの当量濃度がほぼ同じになるという話を聞いています。
しかし、私が行った地域での地下水は全体的に陰イオンが多くでてしまいます。それはアルカリ度中に炭酸イオン以外に有機酸などが含まれているためと考えてよろしいのでしょうか？

No.8981 【A-1】

Re:イオンバランスとアルカリ度について

2005-01-09 17:25:08 東京都／ 石中の美少女 （

以下の点を補足願います。
　分析対象は、どの様な水ですか？
　採水時の固定法を書いて下さい。
　採水してから、どれくらいの時間経過で分析を行いましたか？また時間経過による変化をどの様に考えたのか、書いて下さい。
　イオンはなんの項目を、分析していますか？
　分析方法による、「妨害」をどの様に検討して、分析を行ったのか書いて下さい。

　

回答に対するお礼･補足

早速のお返事ありがとうございます。
分析対象は地下水です。
アルカリ度は採水当日、イオンは採水、ろ過後冷凍保存をしておきまして、２・３週間後にイオンクロマトで分析しました。
イオンクロマトでの分析対象は陽イオンがNa,K,Ca,Mg陰イオンがCl,SO4,NO3です。

No.8982 【A-2】

Re:イオンバランスとアルカリ度について

2005-01-09 20:00:59 万田力 （

　普通の水は電気的に中性で、陽イオンと陰イオンとは等量濃度でバランスしています。
　また、厳密な意味での地下水（即ち伏流水とか浸透水でない水）には有機酸はほとんど無いはずです。
　即ち、主要イオンの分析と言われておられるように、地下水中の陰イオンは炭酸イオンを代表とするわずかな種類でしょうが、陽イオンの方は主要でないもの（微量金属元素のイオン）が多数あって、単に分析対象としていない陽イオンが多いというだけではないでしょうか？

No.8984 【A-3】

Re:イオンバランスとアルカリ度について

2005-01-09 21:32:32 東京都／ 石中の美少女 （

地下水でしたら、きちんと地域性について考慮してから、分析項目を決めましたか？
　単純に考えても、鉄やマンガンがありませんよね。場合によってはアンモニアも必要ですよね。
　カチオンはIC測定では良い結果が出ませんよね。ですから原則に則って、AASやICPで測定した方が良いでしょう。
　アルカリ度を現地測定したことは、非常によいと思いますので、アルカリ度からCO関係を逆計算すれば良いと思います。
　なお化学系ではない大学３年生の実験でも３％未満が普通です。まあ５％ならレポートではOKが出ます。これらは、全て原則に則って、AAS,ICP,タイトレーション等でやっています。
　

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