一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

自然由来の汚染土壌に関する情報は...? 

登録日: 2005年01月12日 最終回答日:2005年01月15日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.9025 2005-01-12 06:45:00 一市民です...

お世話になります.
土壌汚染対策法が施行されて2年弱が経過しますが,自然由来の汚染土壌に関する情報が取り纏められたものはあるのでしょうか?
例えば...
 自然由来汚染土壌MAP
 自然由来と判断された汚染土壌一覧表
 自然由来汚染土壌に関する論文・報文その他

何か情報がありましたら教えて下さい.
よろしくお願い致します.

総件数 4 件  page 1/1   

No.9033 【A-1】

Re:自然由来の汚染土壌に関する情報は...?

2005-01-13 10:02:36 ISO営業

>土壌汚染対策法が施行されて2年弱が経過しますが,自然由来の汚染土壌に関する情報が取り纏められたものはあるのでしょうか?

ISO営業と申します。以前は環境調査も手がけていました。
揚げ足取るようで申し訳ないのですが、自然由来の「汚染」土壌ってあるのでしょうか?
自然由来であるならば、それは「汚染」ではありません。あくまでそれが「自然」なのです。

土壌調査を行った場合カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、水銀、セレンなどは自然由来(これらを含んだ鉱脈が近くにあったりする)で環境基準を超えることがあります。
地質関係の資料は国が地質図として持っていますし、地質や地球科学系の学会での報告も多数あります。
これらを参考にされるのが良いでしょう。

ちなみに少量ではありますが日本でもウラン鉱石が取れたりする場所があります。このような場所では通常検出される以上の放射能が検出されますが、これはあなたにとって「汚染」ですか「自然」ですか?
人間にとって「きれい」なものだけが「自然」ではありませんよね?個人的には「自然」とは概して人間にとっては厳しいものであると思っています(欧州での熱波などが「自然」だとは思っていませんが)。
こういう「自然」の厳しい部分も含め、共存していかなければと愚考するしだいです。

回答に対するお礼・補足

自然由来の「汚染」土壌とは,自然的原因で環境基準値を超過する特定有害物質を含有する土壌を意味すると思います.
汚染土壌対策を手がけていると,過去に使用履歴のない物質が基準値を超えることがしばしばあり,これは周知の事実であると思います.
これらの情報についてご質問をした次第です...
ご理解下さい.

No.9036 【A-2】

Re:自然由来の汚染土壌に関する情報は...?

2005-01-13 10:22:49 くろ

> 自然由来汚染土壌MAP
産業技術総合研究所のHPが参考になると思います。
http://www.aist.go.jp/RIODB/geochemmap/index.htm

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございました.
早速確認してみます...

No.9041 【A-3】

Re:自然由来の汚染土壌に関する情報は...?

2005-01-13 17:58:03 kura

土壌汚染に関する調査等を実施しているものです。

「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置の技術的手法の解説」環境省監修、(社)土壌環境センター と言う本に土壌汚染の「自然的原因の判定方法」が記載されております。

これによると、自然汚染の定義は
・砒素、鉛、ふっ素、ほう素などであって、
・汚染物質の含有が規定された範囲内であり、
・土地に対する分布に局在性がない

ということが判断基準としてあげられております。

しかし、これを証明することは非常に困難です。

わかりやすい例では、
・平面や深度調査でも同程度の濃度が観測される。
・鉱山付近での汚染
・特定の地層での汚染物質の基準超

などです。

自然汚染データベースなるものは無いと思います。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます.
>自然汚染データベースなるものは無いと思います。
残念!!

No.9080 【A-4】

濃度値で判断することは・・・?

2005-01-15 18:59:56 東京都 / 石中の美少女

基本的な考え方が、異なっているように思います。
 皆さんが答えている事の本質を理解していないように見受けられますが。
 「汚染」とは何だと思いますか?ある濃度を超えている状態、とご理解されているようでしたら、残念ながら、理解できないでしょう。
 ここを理解しない限り、質問者が出されているようなものが存在しない理由が理解できないでしょう。
 まあGeochemi Mapがないことは、別な意味で問題だとは思いますが。

現実的なことを言えば、「濃度値では判断しない」のです。
 ですので「濃度値の比較」はほとんど行われません。
 では何で判断するのでしょうか。
 この判断が調査する会社のノウハウです。
 最近は調査機関に明確な「差」が出ているのを間近に見ます。

確かに今の土壌汚染対策法を読んでもわかりにくいとは思いますけれど。
 以前の調査・対策指針読んでいますか?
 こちらの方が、汚染に対する考え方が、きちんと書かれています。
 それ以外には良い参考書はないですね。
 強いて言えば「地質屋」に参考意見を求めることが、良いかもしれません。

回答に対するお礼・補足

物事の本質と実務を遂行していくこととは別の意味があると思いますが...

総件数 4 件  page 1/1