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環境ニュース[国内]

佐川急便、WWFプログラムのCO2総排出量削減目標を達成

環境一般 CSR】 【掲載日】2013.08.06 【情報源】企業/2013.08.01 発表

 佐川急便は、世界最大規模の環境保全団体、WWF(世界自然保護基金)との連携による温室効果ガス削減プログラムの最終目標を達成した。2012年度までに2002年度比で6%削減する目標に対し、2012年度に9.29%の削減と大きく上回った。プログラムに参加した2003年度からの10年間で削減したCO2排出量は累積で17万400tにのぼる。
 WWFは、先進的な環境対策を進めている世界の企業が協働して温室効果ガスの絶対量削減を目指す「クライメート・セイバーズ・プログラム」を進めてきた。佐川急便は同プログラムに参加した日本企業の第1号。物流業界で世界ただ一つの企業として2003年5月からプログラムの実施に取り組み、2002年度の36万6600tを2012年度に33万2600tに削減した。
 10年間の削減合計量17万400tは、乗用車約7万5000台が1年間に排出する量に相当する。2002年度と2012年度を比べると、削減した燃料費と電気料金の合計は約18億3300万円になり、CO2排出削減と経費削減を両立させた。佐川急便は、天然ガストラックの大量導入、輸送手段の転換の推進、人力での集荷・配達などを実施した。
 ディーゼルトラックに比べてCO2排出を22%削減できる天然ガストラックは、累計で4258台増やした。輸送手段の転換では、転換しなかった場合と比較して2012年度に10tトラック約8万4000台分にあたる年間5万6413tのCO2を削減した。クライメート・セイバーズ・プログラムの活動は終了するが、佐川急便では今後も環境負荷抑制を推進する。【佐川急便(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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