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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、国内最大級4万9000kWのバイオマス発電プラントを受注

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2013.10.09 【情報源】企業/2013.10.07 発表

 JFEエンジニアリングは、昭和シェル石油が川崎市川崎区の製油所跡地に計画する国内で最大級となるバイオマス発電プラントの設計・調達・建設(EPC)業務を受注した。木質ペレットやパームヤシ殻を燃料にした火力発電所で、2015年12月の稼働を予定している。JFEエンジは、循環流動層ボイラー発電と呼ぶシステムを提案して採用された。
 バイオマス発電所は、昭和シェルが進める電力事業拡大の一環として同区扇町の旧京浜製油所扇町工場跡地に造り、49MW(4万9000kW)の出力がある。発電規模は、年間で一般家庭約8万3000世帯の年間電力消費量に相当する約30万MWh(3億kWh)となり、発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて全量を売電する。
 木質ペレットは丸太、枝葉などを粒状に砕いて圧縮して固めた棒状の燃料で、パームヤシ殻は東南アジアで栽培される油ヤシで油を絞った後の種殻を指す。循環流動層ボイラーは、燃料と流動媒体を高速の燃焼空気で混合・流動化させながら燃焼を行なうシステムで、効率の高さや川崎市の環境規制に対応できる点などが評価されて受注した。
 JFEエンジはこれまでに国内で初めての木質チップ、パームヤシ殻専焼の循環流動層ボイラーを建設しているほか、建設廃材、廃プラスチック、タイヤチップなどさまざまな燃料を混焼する同ボイラーの建設実績も多い。固定価格買い取り制度の導入に伴ってバイオマス発電プラントのニーズが高まる中、今回の受注を弾みに提案活動を推進する。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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