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環境ニュース[国内]

北海道下川町、「バイオマス産業都市」に選定 森林資源利用の一貫システムを構築

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2013.06.17 【情報源】地方自治体/2013.06.12 発表

 北海道下川町は、国の「バイオマス産業都市」に選定された。森林資源を効率的に最大限利用する一貫システムを構築しながら、バイオマス総合産業を軸に環境に配慮したエネルギー自給型の地域づくりを進める。「下川町バイオマス産業都市構想」を提案したところ、全国8地域のバイオマス産業都市の1つに選ばれた。
 バイオマス産業都市は2012年9月に農林水産省、経済産業省、環境省など関係府省がまとめた「バイオマス事業化戦略」に基づくプロジェクトを指す。バイオマスの原料生産から収集・運搬、製造・利用まで経済性を確保したシステムをつくって環境に優しい町づくりを進める地域に対し、事業化を支援する内容となる。
 下川町バイオマス産業都市構想は、「林業・林産システムの革新」「小規模分散型再生可能エネルギー供給システムの整備」「資源作物栽培の事業化・BDF(バイオディーゼル)製造事業の拡大」「未利用森林資源等の新用途加工」の各取り組みを掲げた。雇用の創出と活性化を図り、富が循環される町の実現を目指す。
 下川町には豊富な森林資源があり、これまでも世界的な森林認証の取得、廃棄物のない木材加工システム、木質ボイラーによるエネルギー転換、役場周辺の地域熱供給システム導入などバイオマス活用による産業化を推進している。安斎保町長は、「選定を契機としてスピード感を持って具体化を図る」とコメントした。【北海道下川町】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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