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環境ニュース[国内]

王子ホールディングス、子会社が発電目的のバイオマスボイラーを北海道に設置

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2013.08.05 【情報源】企業/2013.07.31 発表

 王子製紙を傘下に持つ王子ホールディングスの100%子会社で資源・環境ビジネスの企画・管理・運営を手掛ける王子グリーンリソースは、発電事業を目的にしたバイオマスボイラーを北海道江別市に設置する。間伐材をはじめ未利用材などの木質バイオマスを燃料に使う。2015年7月の稼働開始を予定している。
 バイオマスボイラーは、王子ホールディングスの100%子会社で特殊紙などを製造する王子エフテックスの江別工場構内に設ける。25MW(2万5000kW)の発電能力があり、発電した電力は全量外部に販売する。年間売電量は、一般家庭4万戸の年間使用電力量に相当する約150GWh(15万MWh=1億5000万kWh)となる。
 さらに、発電過程で発生する蒸気や温水の一部は江別工場に供給してコージェネレーション熱電併給)を進める。ボイラーは1時間当たり100tの蒸気が発生する。森林資源が豊富な北海道の山林の間伐材など未利用材を主な燃料にして森林整備を促進し、王子グループの社有林や木材生産拠点を集荷に活用する。
 約85億円を投資し、年間約40億円の売上高を計画している。王子グループはグループの資源を活用した資源環境ビジネス拡大を目指し、発電事業を大きな柱に位置付けている。バイオマスボイラーは静岡県富士市、宮崎県日南市に続く3基目となる。北海道では水力発電の増強と太陽光発電設備の設置も決まっている。【王子ホールディングス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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