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環境ニュース[国内]

住友林業、北海道でバイオマス発電事業、発電・燃料製造会社を共同設立

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2013.10.24 【情報源】企業/2013.10.22 発表

 住友林業は、北海道紋別市でバイオマス発電事業を実施する。未利用の林地残材や間伐材などを活用するバイオマス発電会社と、発電所に供給する木質燃料チップを製造する会社を、住友化学子会社で発電事業を手掛ける住友共同電力(愛媛県新居浜市)と共同で設立する。2014年9月に発電所に着工し、2016年12月に営業運転を始める計画だ。
 バイオマス発電所は50MW(5万kW)の発電規模があり、紋別市が所有する紋別港埠頭内の工業用地に造る。発電会社の「紋別バイオマス発電」は資本金4億9000万円、燃料チップ製造会社の「オホーツクバイオエナジー」は資本金1億円。どちらも住友林業が51%、住友共電が49%出資する。燃料製造会社は発電所に隣接する。
 燃料は、燃料チップ製造会社からの供給に加え、地域の他社チップ工場から購入する木質チップや、ヤシの実の殻の部分を輸入して利用する。補助燃料として一部石炭を使う。主な燃料の林地残材や間伐材は、発電所の半径75km圏内から調達する。燃料チップ製造会社は、発電所に隣接する主工場のほか集荷圏内に複数のサテライト工場を設ける。
 事業開始に伴う総投資額は約150億円を見込む。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度によって、未利用の林地残材を使ったバイオマス発電事業が可能になったことから、住友林業が社有林を保有して地元とのネットワークがある紋別地区での事業化を決めた。住友林業と住友共電は、建築廃材を使用した発電事業を川崎市川崎区で行っている。【住友林業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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