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渡瀬線 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

渡瀬線

ワタセセン   【英】Watase’s Line  

解説

屋久島・種子島と奄美諸島の間にある吐喝喇(トカラ)海峡を東西に横切る生物地理上の境界線。「青木線」「七島灘線」ともいう。

動物学者の渡瀬庄三郎(1863-1929)が確認したことから命名された。ブラキストン線などとともに、日本の動植物の分布を区分する重要な境界線。

動物相は、この線より北は旧北区に属しユーラシア大陸との類縁性が高いが、南は東洋区に属し台湾や東南アジアとの類縁性が高い。植物相は、この線より北は全北区系界に属し、クリやヤナギ属が分布する。南は旧熱帯区系界に属しタコノキやヤシ類などが特徴的である。

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