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2050年長期目標 環境用語

作成日 | 2010.06.10  更新日 | 2012.05.30

2050年長期目標

ニセンゴジュウネンチョウキモクヒョウ   【英】2050 climate goal / 2050 climate target  [同義]2050長期目標 

解説

2008-2012年の温室効果削減目標を掲げた京都議定書のあとの、いわゆる「ポスト京都」についてはUNFCCCの締約国総会(COP)の場で、2050年までの長期目標と、中期目標として2020年までの削減目標を新たな議定書として定めようとする議論がなされてきている。

IPCCによる、地球の気温上昇は2度を上回るべきではないとの科学的な見解に基づき、2008年7月の北海道洞爺湖サミットにおいて、2050年までに二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量を、世界全体で少なくとも半減することを達成するという目標が先進国間では共有された。さらに1年後の2009年7月にはイタリアのラクイラで開催されたG8サミットでは、2050年までに先進国全体で80%の温室効果ガスを削減することが長期目標として掲げられた。

民主党は当初、2050年までに50%の温室効果ガス削減をマニュフェストに記していたが、鳩山首相(当時)は「政治は高い目標をあえて掲げ、国際的にも動かし、国内でも世論をつくり出していくという先駆的な役割を求められる」として、80%の削減を目指す考えを示している。

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