一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境用語 奄美沖縄地域の世界自然遺産

作成日 | 2017.07.18  更新日 | 2018.11.16

奄美沖縄地域の世界自然遺産

アマミオキナワチイキノセカイシゼンイサン   【英】World Natural Heritage in Amami and Okinawa region  

解説

奄美から沖縄にまたがる4島(奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島)は、大陸からの分離とその後の海面変動などの要因により、大陸と異なる独自の進化を遂げた野生動植物が亜熱帯照葉樹林の中で生息生育している世界的に貴重な地域である。このため、2017年2月に小笠原諸島に次ぐ5番目の世界自然遺産の候補地としてユネスコに推薦書が提出された。

2018年5月、世界遺産条約に基づく諮問機関であるIUCN(世界自然保護連合)は現地調査の結果、推薦地域が分断されていることなどから、登録の可否を決定する世界遺産委員会での審議を延期するよう勧告した。このため日本政府は同年6月に推薦を取り下げ、IUCN勧告を踏まえた推薦書修正作業を行い、2019年2月までに再推薦することを決定した。再推薦後はIUCNの現地調査と勧告を経て、2020年夏の世界遺産委員会世界自然遺産登録の可否が決定されることになる。

同地域の世界遺産の価値は、当初、「生態系」(アマミノクロウサギやケナガネズミをはじめとする特異な生物が進化を遂げてきた生態系)と「生物多様性」(国際的な絶滅危惧種が数多く生息生育している地域)として推薦されたが、IUCNの指摘を踏まえて、「生物多様性」(アマミノクロウサギなど特異な固有生物を含む国際的な絶滅危惧種が数多く生息生育している地域)の価値に一本化されることになった。(2018年11月改訂)

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