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気管支ぜんそく 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

気管支ぜんそく

キカンシゼンソク   【英】Asthma  

解説

気管支が慢性的な炎症を起こし、発症する病気。ハウスダスト、花粉、大気汚染などが原因といわれる。発症原因により、感染型、アレルギー型、内因型、混合型、心因型などに分類される。

主症状は、呼吸時にぜんめい(ゼイゼイ、ヒューヒューと音をたてる状態)を発し、呼吸困難が急に起こる病気。発作が夜間に起こり明け方には治まるような例がある。また粘り気の強い痰が多く分泌される。ある程度の発症日数を経た後、自然にあるいは治療により回復し、可逆的であるが、半年から1年の間に再発することもある。気道への粘液の過分泌などにより、気道の筋肉が収縮を起こし、気道、特に気管支、細気管支が狭くなり、あるいは閉塞することにより呼吸困難になる。気道の刺激に対する反応性が強い人がかかりやすいと考えられている。

大気汚染との関連では、公害健康被害補償法(1973)において、大気汚染系の公害病について、高濃度の大気汚染に暴露された場合に起こりうるとして、気管支ぜんそく、慢性気管支炎、ぜんそく性気管支炎、肺気腫の4症状を認定要件とした。ただし、1987年の改正により、新規の認定はしないこととなっている。

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