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サステノミクス 環境用語

作成日 | 2023.09.01  更新日 | 2023.11.20

サステノミクス

サステノミクス   【英】Sustainomics  

解説

スリランカ出身で当時、世界銀行の環境政策チーフをつとめていたモハン・ムナシンゲ教授が1992年の「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」で、先進国と途上国の双方を視野に入れた持続可能な開発を進めるための具体的な方法論のひとつとして提唱した考え方。その後の各国の持続可能な開発戦略づくりに影響を与えた。同方法論には、@個人が率先して行動すること、また行動できるような権限を委譲すること、A持続可能な開発のトライアングル「経済」「環境」「社会」の調和をとること、B私たちの中にある様々な壁を壊し、乗り越えること、C議論するだけでなく行動すること、の4つの主要原則がある。

この方法論に基づき、ムナシンゲ教授は、さらに、「公正で包括的なグリーン成長(BIGG)」や「ミレニアム消費目標(MCGs)」という概念も提唱してきており、これらの考え方は、2015年に国連が策定した「持続可能な発展目標(SDGs)」にも活かされている。同教授は、2021年に旭硝子財団のブループラネット賞を受賞した。(2023年3月作成)

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