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環境ニュース[海外]

イギリス 保護政策上、優先される生物種・生息地のリストを更新

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2007.09.10 【情報源】イギリス/2007.08.28 発表

 イングランド政府、スコットランド政府などイギリスの4政府は、8月28日、10年ぶりに新たに作成された、保護政策上優先される種や生息地のリストを承認した。
 このリストは、専門家がかつてないほど総合的に分析した結果を基にして作成されたもので、1149種の生物種と65種類の生息地が列記されている。
 生息地には、伝統的な果樹園や池なども新たにリストに加えられており、生物種では、今までリストアップされていたカワウソ、ハンドウイルカ、アカリス、クロライチョウのほか、今回からヒトリガ、イエスズメ、ヤマカガシなどが加えられた。
 幅広く厳密に分析を行い、あまり知られていなかった種や、絶滅の危機にさらされているもの、減少傾向にある種や生息地も新たに優先リストに加えられた。
 政府はこのリストを基に、生物多様性行動計画を通して、2010年までに生物多様性の喪失を食い止めることを目標としている。
 またイギリスの各政府は、今回のリストから、さらに各地域の生物多様性戦略等に適した、それぞれの優先リストを策定するため、審議会等に諮問する予定である。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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