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環境ニュース[海外]

ドイツ 節電チェック参加世帯で年平均130ユーロのエネルギー費用削減に成功

エネルギー】 【掲載日】2015.05.15 【情報源】ドイツ/2015.04.29 発表

 ドイツ連邦環境省は、ドイツカリタス連盟、ドイツエネルギー・温暖化防止エージェンシーと共同で、気候保護とエネルギーシフトにおける社会的課題に関する専門会議を開催した。会議では、連邦環境省の助成プロジェクト「節電チェックプラス」により、2009年以降、17万世帯が年平均130ユーロのエネルギー費用の削減に成功したことが発表された。プロジェクトは低所得世帯を対象に実施しているもので、これまで長期失業者4600人を「節電ヘルパー」として養成し、現在、170地域で約1200人の節電ヘルパーが低所得世帯を訪問し、消費形態に関する有用な情報や省エネランプといった緊急支援を提供している。プロジェクトによる省エネ効果は予想よりも高いと評価されており、また緊急支援により、使用形態を長期的に変更することが可能となったことが分かった。また、A+++クラスの冷蔵庫を購入する際に150ユーロの助成が提供される古い冷蔵庫の交換プログラムも導入されており、既に2000世帯で利用されている。ヘンドリックス環境大臣は、「節電ヘルパーとプログラム参加世帯は気候保護に貢献しただけでなく、エネルギー費用の削減も実現した。気候保護政策は社会政策にもなるという素晴らしい事例である。気候保護とエネルギー効率を進める上で、低所得世帯への考慮を忘れてはならない」とコメントした。【ドイツ連邦環境省】

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