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環境ニュース[海外]

欧州化学物質庁、登録化学物質の全体像を見える化

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2019.05.09 【情報源】EU/2019.04.17 発表

 欧州化学物質庁(ECHA)は、化学物質の統合規制戦略の初の年次報告書2019年版を発表した。報告書は、EUの化学物質の総合的評価・管理政策であるREACH規則とCLP規則のこれまでの成果と今後の課題を図表を使ってまとめた。ECHAは、2018年5月に対策優先度別に登録化学物質を3分類して発表した。3分類は、次のとおりである。
 1)懸念が特定され、リスク管理が優先されるべき化学物質(約270物質)。
 2)リスク管理強化の必要性を判断するためにデータ作成と評価が優先されるべき化学物質(約1300物質)。
 3)すでに十分規制されているか又はリスク管理の必要性が低いと評価の出た化学物質(約950物質)。
 報告書では、これをわかりやすく図解して示している。REACH規則のもとで登録義務のある年間1トン以上製造・輸入されている登録化学物質は約1万9000物質あり、分類され方針が示されたのはこのうち13%、年間100トン以上製造・輸入されている登録化学物質約4700物質では、40%である。100トン以上のものについては2020年までに、100トン以下のものについては2027年までに分類を完了する。現在分類されている物質のリストは、2019年末までにECHAのウェブサイトで公開される。【欧州化学物質庁】

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