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環境ニュース[海外]

ボン条約、南西アジアにおける渡り鳥の違法捕獲防止タスクフォースを発足

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2025.06.05 【情報源】国際機関/2025.05.21 発表

ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約、CMS)は、南西アジアにおける渡り鳥の違法捕獲防止を目指す「渡り鳥違法捕獲に関する南西アジア政府間タスクフォース」(SWAITBT)を発足した。
南西アジアでは地域の渡り鳥として著名なソウゲンワシやマミジロゲリはじめ大量の鳥類が違法捕獲されている。
バーレーン、イラン、イラク、ヨルダン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、イエメンの10ヶ国に国際組織、NGO、規制当局の参加を得、以下の活動を行う。

・各国の狩猟規制を見直し抜け穴をふさぐため法改正を実施する
・「鳥類の違法殺害・捕獲防止南西アジア行動計画」の策定・実施に協調して取り組む
・このほか実態調査の実施、規制・税関・司法など当局間の情報交換と能力構築の促進、地域内協力、専門家の活用、優先すべき保護・規制活動への資源動員等に取り組む

2024年発表のCMSの報告書によると、乱獲と生息地消失は移動性動物種に対する2大脅威で、特に鳥類には乱獲の中でも違法殺害の影響が大きいという。

ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約)】

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