一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

経済協力開発機構、気候行動の加速は持続可能な開発と経済成長につながると報告

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2025.06.26 【情報源】国際機関/2025.06.10 発表

経済協力開発機構(OECD)と国連開発計画(UNDP)は、各国が2025年のNDC(国別目標)提出を進める中、気候政策を経済的・社会的優先事項と整合させることは、経済成長、貧困削減、健康改善等につながると報告した。

NDC強化の主な効果として、

・世界のGDP増加:NDC強化が適切に設計され、強固な実施枠組を伴えば、2040年に2022年比で約60%増加、現行政策の継続に比べ0.2%増加。気候関連リスク軽減により経済的損失を回避すれば、2050年に最大3%、2100年には最大13%増加。氷床の融解など重大な気候転換点を超えた事態を考慮すれば、実際の効果は更に大きい。
・貧困削減:気候・開発戦略の統合により、極度の貧困にある5人のうち1人が2050年には安定した経済状況に移行。

報告書では、これら効果を実現するため、NDCの戦略的優先事項として、政府全体での政治的関与の強化、国・地方レベルの気候・開発目標の整合、民間部門の参画、公的資金・国際支援の最適化と活用等を示し、更なる気候行動を求めた。

経済協力開発機構

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース