一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、EUネット・ゼロ産業法(NZIA)施行一年を経て中間評価を発表
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2025.07.04 【情報源】ドイツ/2025.06.18 発表
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWE)は、EUのネット・ゼロ産業法(NZIA)の施行から一年が経過したことを受け、中間評価を行った。これによると、ドイツにおけるネット・ゼロ産業法の実行は順調に開始しており、連邦各州政府との緊密な連携も進み、立地選定、計画、許認可に対応するための中央連絡窓口が設置されたという。
また、ネット・ゼロ技術分野の戦略的プロジェクトが承認され、ドイツ国内の複数の地域では、「ネット・ゼロ加速バレー(Net-Zero-Acceleration Valley)」になるための取り組みが始まっているとしている。
また連邦政府は、次の取り組みとして、再生可能エネルギープロジェクトの入札において価格だけでなく、レジリエンス、サイバーセキュリティ、持続可能性といった質的な基準も考慮されるレジリエンス入札の実施に向けて準備を進めている。
この入札システムにより、ネット・ゼロ産業のサプライチェーンが多様化され、欧州の製造業者の強化に貢献するとしている。
【ドイツ連邦経済エネルギー省】