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環境ニュース[国内]

中国からの輸入米に追加検査実施へ 未承認遺伝子組換え米問題で

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.04.25 【情報源】農林水産省/2005.04.22 発表

 「中国国内で安全性未確認の遺伝子組換え稲が栽培されている」という報道が行われていることを受け、農林水産省は2005年4月22日、中国産米穀の取扱い方針を明らかにした。
 報道は05年4月13日にグリーンピース・インターナショナルのウェブサイト内に「グリーンピースが中国で違法遺伝子組換え米を発見」という記事が掲載されたことをきっかけに広まったもの。
 グリーンピースのウェブサイトの情報は、中国湖北省で未承認の遺伝子組換え米が栽培、販売されていたことを告発したもので、米の種子2検体から、これを食べた特定の害虫を死なせる効果がある「Btタンパク質」の一種が検出されたとしている。
 今回公表された農林水産省の方針は、(1)04年度に輸入契約を締結したものの、現時点で未輸入の中国産米穀約3万トンは、厚生労働省による検査のほか、輸入業者の希望に応じてBtタンパク質の有無を追加的に検査し、食品衛生法への適合性を確認する−−とし、また(2)05年度の中国からの輸入米についても、食品衛生法に適合し安全性が確認されたものを輸入するよう、適切に対応する−−としたもの。
 なお、政府が在庫として所有している中国産米穀約14万5,000トンについては、検査の結果、その全てについてBtタンパク質が検出されなかったことから、定例販売を再開するとしている。【農林水産省】

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