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環境ニュース[国内]

森林に関する国際的枠組みの方向性で議論紛糾 国連森林フォーラム第5回会合

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2005.06.01 【情報源】環境省/2005.06.01 発表

 2005年5月16日から27日まで、米国・ニューヨークの国連本部で、国連森林フォーラム第5回会合(UNFF5)が開催され、国連加盟国100か国以上、森林関係の国際機関・条約事務局、NGO・産業界などから多数の出席者が参加した。
 UNFFは2000年10月の国連経済社会理事会で、全ての森林で持続可能な経営を推進することを目的として設立された組織で、今回の会合は、森林条約の策定など、森林に関する今後の国際的枠組みの方向性についてまとめることが目的。
 05年5月16日から行われた事務レベル会合では、「何らかの国際的枠組みが必要である」との認識を参加各国が確認。また、新たな国際的枠組みは、世界レベルと地域レベル双方の枠組みを活用するとの方向で各国の考えがほぼ一致したが、条約など法的拘束力のある枠組みにするのか、数値や期限を含む目標設定を行うのかについて意見が紛糾。合意に至らなかったため、06年2月にUNFF6会合を開催して合意を目指すことを決定した。
 一方、5月25・26日に開催された閣僚級会合でも、「世界の森林の復旧・復興」、「森林法の施行とガバナンス(統治)」、「将来の国際的枠組み」について議論が行われたが、ここでも具体的な国際的枠組の方向性が合意されず、閣僚宣言の採択が見送られた。【環境省】

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