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環境ニュース[国内]

ロシアの退役原潜解体事業、非核化への協力テーマにセミナーを開催

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2005.06.20 【情報源】外務省/2005.06.08 発表

 2005年6月7日、東京・赤坂の赤坂プリンスホテルで「G8グローバル・パートナーシップに関する東京セミナー」が、日露非核化協力委員会と米国戦略研究所の共催、外務省の後援により開催された。
 このセミナーはG8グローバル・パートナーシップとロシアの退役原潜解体事業をテーマとして開催され、G8各国や非G8の援助供与国などの政府関係者に加え、NGO、報道関係者、日本企業から約120名が参加した。
 テーマの1つ、「G8グローバル・パートナーシップ」は02年のカナナスキスサミットで発足した取組みで、核不拡散、軍縮、テロ対策、環境を含む原子力安全−−の各分野に関連するプロジェクトをG8各国が協力して実施することを目的としている。
 セミナーでは米国の対露非核化協力関連法の提唱者であるサム・ナン元米上院議員が基調講演を行ったほか、ロシアの退役原潜解体事業に取り組んでいる「日露非核化協力委員会」の総務会代表である野村駐露大使とアンチーポフ連邦原子力副長官が、日本とロシアそれぞれの原潜解体事業への取組み内容を説明。
 また、2つのパネルディスカッションで、G8グローバル・パートナーシップのこれまでの成果や現状、将来展望に関する議論が行われた。
 このうち1番目のパネルディスカッションでは、各国の約束した拠出資金額が目標に達していないこと、原潜解体事業は北西ロシアに比べ極東での協力が遅れていることが指摘され、冷戦の負の遺産の処理に協力することの意義を日本国民に十分説明する必要があるといった意見が出された。
 さらに2番目のパネルディスカッションでは、極東で原潜解体事業へのより多くの援助供与国の参加、日本を含む各援助供与国の約束額増額、供与国・関係国間で情報・意見交換活性化などを求める声があった。【外務省】

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