一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

黒潮大蛇行、1年ぶりに解消される兆し

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.07.08 【情報源】気象庁/2005.07.08 発表

 気象庁は2005年7月8日、1年前からはじまった本州南方海域の黒潮大蛇行が解消される兆しが見えたと発表した。
 黒潮の蛇行は04年7月に14年ぶりに発生し、この1年間継続していた。
 ただし04年7月蛇行発生時点の黒潮は、和歌山県潮岬南方で著しく離岸し、静岡県の遠州灘沖で東へ移動していたのに対し、05年6月下旬時点では、蛇行部分はこれより150キロメートル程度東に移動するとともに、蛇行の最南下部分が約50キロメートル北上。蛇行規模が縮小した。
 気象庁が、こういった黒潮の動きを海洋大循環モデルを使って解析したり、過去の大蛇行事例パターンと比較した結果では、黒潮は今後数か月かけて、通常の流れに移行していくとみられるという。
 なお気象庁は黒潮の流れが最南下した時期に海面水位も最も高まるという過去の観測例から、「黒潮の蛇行が東海沖に達した場合、海面水位上昇が発生する可能性がある」と04年6月に警告。04年8月には大蛇行の影響とみられる海面水位上昇が紀伊半島東岸から東海地方にかけて観測されていた。【気象庁】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク