EPA　2005年グリーン・ケミストリー・チャレンジ大統領賞の受賞者を発表

　6月20日、2005年グリーン・ケミストリー・チャレンジ大統領賞の授賞式が、ワシントンD.C.で開催された。
　この賞は、製造過程で発生する汚染物質や廃棄物の削減をもたらすような素晴らしい科学的貢献をなした個人・団体に贈られる。同賞には、学術、中小企業、代替合成物開発、代替的反応条件、安全化学物質設計の5部門がある。今回は、80を超える候補から、専門家による独立の委員会の審査を経て、ロビン・ロジャース教授（アラバマ大学）、メタボリックス（マサチューセッツ州ケンブリッジ）など6個人・団体が選ばれた。
　今年は、グリーン・ケミストリー・プログラムが創設されて10年目にあたる。この10年間における受賞者の取り組みにより、年間で、1億4000ポンドの有害化学物質・溶剤および5500万ガロンの水の使用、ならびに5700万ポンドのCO2の排出が抑制された。【ＥＰＡ】