不正軽油の使用車６台を発見　６月の街頭検査結果速報

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2005.07.28 【情報源】国土交通省／2005.07.28 発表

　国土交通省は６月を強化月間として実施した平成１７年の「不正改造車を排除する運動」、「ディーゼル黒煙クリーン・キャンペーン」の結果速報を１７年７月２８日に公表した。
　今回のキャンペーンで国交省は、６月中に警察や自動車検査独立行政法人などと協力して、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を全国で１８５回実施し、１万８，５０１台の自動車を検査。
　１０％にあたる１，８５６台に保安基準不適合箇所がみつかり、これらの自動車ユーザーに対し改善指導を行ったほか、不正な改造が行われていた車両５３１台、整備不良のために基準に不適合な車両２２９台に対しては、さらに整備命令書を交付。この中には排気騒音の基準値超過を引き起こす基準不適合マフラーの装着が２３件あった。
　なお、１７年度から新たに検査を開始した燃料については、２５３台に対し硫黄分濃度分析器による検査を行い、その結果、不正軽油の使用が判明した６台については、適正な燃料を使用するよう文書による警告を行った。【国土交通省】