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環境ニュース[国内]

有機農産物の表示「信頼できる」は42% 一般消費者モニターへのアンケート結果

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2005.08.08 【情報源】農林水産省/2005.08.05 発表

 農林水産省は全国主要都市に在住する同省の食料品消費モニター(一般消費者)1,021名を対象に平成16年10月に実施した、16年度第1回定期アンケート調査の結果をまとめ、17年8月5日付けで発表した。
 今回の調査は(1)有機食品の表示や生産情報の公表に関する消費者意識、(2)新食品の利用状況−−の2点がテーマ。
 このうち、有機食品の表示については、農薬と化学肥料の両方を原則使用せずに生産した「有機栽培米」を「化学肥料を使わず、有機肥料を使って生産された米」と誤って答えた人が78%にのぼっていたり、有機JASマークの意味、特別栽培農産物の表示ガイドラインの存在を知っていた人がそれぞれ42%、14%にとどまるなど、表示を正しく理解していない人が、意外と多いことが判明。
 また、「表示を信頼できる」と答えた人の割合も「有機農産物」が42%、「特別栽培農産物」が34%に止まっていたが、「表示を信頼できない」理由としては、「有機農産物」では「国や第三者機関が生産状況を常時監視しているわけではない(38%)」、「特別栽培農産物」では「国による表示チェックが十分に行われているとは思わない(30%)」が多かった。
 一方「有機農産物」や「特別栽培農産物」の購入頻度を聞いた質問では、両方とも、「たまに購入する」と回答した人が最も多く、それぞれ52%と38%にのぼったが、年代別にみると、「購入する」と答えた人は年代が高くなるほど多く、特に特別栽培農産物でその傾向が顕著だった。
 「購入しない」理由は、「有機農産物」では「普通の農産物よりも価格が高い(34%)」、「特別栽培農産物」は「近所に売ってない(25%)」が最も多かった。【農林水産省】

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