一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

運輸関係企業の従業員130人にアスベスト健康被害

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.08.26 【情報源】国土交通省/2005.08.26 発表

 国土交通省は運輸関係業界団体の傘下企業を対象に実施したアスベストによる健康被害状況調査の結果を平成17年8月26日までにまとめ、公表した。
 この調査は鉄道、自動車、海運、航空、倉庫業など幅広い分野の運輸関係企業16万474社に対して実施されたもので、回答を寄せた企業は10万3,149社にのぼった。
 従業員・元従業員のアスベストによる疾病者数の合計は172名で、うち死亡した人130名。従業員の家族や、企業周辺住民への健康被害については報告された例がなかったとされている。
 なお鉄道事業者からは、6社の6駅の旅客用スペースに吹付アスベストが露出していたこと、16社の737車両に吹付アスベストが使用されていることが報告されており、対策として今後飛散防止措置を実施していくことが示されている。
 国土交通省ではすでに7月中下旬に、運輸関連業界団体に対し、アスベストの取扱いに関する関係法令遵守や健康管理に関する情報提供を傘下企業に周知するよう依頼していたが、今回の調査結果を踏まえ、不特定多数が利用する施設などでアスベスト飛散防止措置を徹底することを傘下企業に周知するよう、17年8月26日に改めて運輸関連業界団体に依頼した。【国土交通省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク