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環境ニュース[国内]

「PD認証制度」規格案についての意見募集開始

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.10.03 【情報源】原子力安全・保安院/2005.09.30 発表

 原発再循環系配管のひび割れの深さについての超音波探傷試験システムによる測定能力を認証する規格NDIS 0603「超音波探傷試験システムの性能実証における技術者の資格及び認証」が(社)日本非破壊検査協会により平成17年6月に発行されたことを受け、原子力安全・保安院は原子力安全基盤機構と共同で、この規格の技術的評価書案をまとめ、この案について17年10月31日まで意見募集を行うことにした。
 15年10月の改正電気事業法等の施行により、原発再循環系配管などにき裂が発見された場合、き裂の進展予測に基づいた健全性評価を行うことが必要になり、評価の基本データであるひび割れの深さの測定精度が一定以上の水準であることを保証する制度(PD認証制度)の必要性が高まってきていた。
 今回の技術的評価書案は、保安院が16年8月に原子炉安全小委員会に報告した超音波探傷試験方法についての報告書「原子炉再循環系配管等の検査への改良超音波探傷試験の適用について(改良UT報告書)」の提言内容とNDIS 0603の対応関係を検討したもの。また規格策定プロセスの公正性、公平性、公開性も評価した。
 その結果、(1)規格案は偏りのないメンバーによるPD認証制度準備委員会、NDIS 0603原案作成委員会により策定され、また規格案への公衆審査も行われているため、公正性、公平性、公開性に問題がない、(2)NDIS 0603は、「改良UT報告書」に提言された技術的項目を適切に規定している−−と評価でしている。
 意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。【原子力安全・保安院】

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