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環境ニュース[国内]

アスベスト含有部品使用の自転車 禁止後に34社が約24.7万台を販売

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.10.17 【情報源】厚生労働省/2005.10.17 発表

 経済産業省と厚生労働省が実施している、自転車と自転車用ブレーキへのアスベスト石綿)使用実態調査で、計34社が輸入販売していた外国製自転車にアスベスト含有部品が使用されていた疑いがあることが平成17年10月17日までに判明した。
 この調査は(社)自転車協会、(社)日本ドゥ・イット・ユアセルフ(DIY)協会、日本チェーンストア協会の3団体に加盟する337社を対象に実施しているもの。
 17年10月12日までに278社が回答を寄せ、うち自転車協会加盟の31社と日本DIY協会加盟の2社、3団体の会員ではない1社、計34社から「アスベスト含有部品を使用した疑いがある自転車の輸入販売実績がある」との回答が寄せられたという。
 9月20日までに判明した31社(注1)より3社増え、労働安全衛生法の改正でアスベスト含有製品の製造、輸入が禁止された16年10月以降にアスベスト含有部品を使用した疑いのある自転車の輸入台数は約29万台、販売台数は約24.7万台に達した。
 なおこの結果を踏まえ、経産省は34社に対し、(1)事実関係の究明と結果の公開、(2)該当製品の代替品との交換と交換状況の経産省への報告、(3)問い合わせ対応体制の整備−−を指示。また厚生労働省も、法令遵守の徹底や、労働基準監督署の詳細調査にもとづく対応の実施などを17年9月20日に示している。

(注1)アンケートに回答した30社と最初に判明したブリヂストンサイクル社。なおうち2社については、16年10月以前にアスベスト含有部品を使用した疑いがある自転車の輸入販売を終了している。【経済産業省,厚生労働省】

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