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環境ニュース[国内]

動物福祉法案を議会に提出

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2005.11.01 【情報源】/2005.10.14 発表

 過去100年の歴史で、動物福祉に関するもっとも画期的で、「動物愛護の国」にふさわしい法案が、10月13日、議会に提出された。
 新法は、主に、家畜以外の飼育動物(ペットなど)を対象に、動物の福祉に関する基準を引き上げることを目指している。具体的には、以下のような事項が盛り込まれている。
●事前に防止措置をとることにより、動物の苦痛を削減。
●動物管理者に対し、動物の福祉を確保するため、あらゆる措置を講じる義務を導入(家畜以外の動物については初めて)。
●20本以上ある動物福祉関係の法令の一元化。
●違反者への罰則の強化。動物に不必要な苦痛を与えたものに対し、最大、禁固51週間、罰金2万ポンド(約400万円)。
●現在、家畜に適用されている福祉規定をペットにも適用。
 この他、動物を戦わせることへの罰則強化、動物を買うことのできる年齢を引き上げ(12歳から16歳)、違反に対する法の執行の効率化、動物の断尾、断耳等の禁止(例外規定あり)なども盛り込まれている。
 動物福祉担当のブラッドショー大臣は、今回の改正について、大部分のペット所有者が心配することはなく、少数の無責任な飼い主に向けたものだと説明した。【イギリス環境・食糧・地方事業省】


動物福祉法案の詳細
http://www.defra.gov.uk/animalh/welfare/bill/index.htm
http://www.publications.parliament.uk/pa/cm200506/cmbills/058/2006058.htm

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