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環境ニュース[国内]

茨城県美野里町の1養鶏場で鳥インフルエンザウイルス分離

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.11.15 【情報源】農林水産省/2005.11.14 発表

 平成17年8月22日にH5亜型A型鳥インフルエンザウイルス抗体陽性が確認されていた茨城県美野里町の養鶏場イセファーム(株)美野里農場(飼養鶏数:約77万羽、ウインドレス(密閉型)9鶏舎)で、17年11月14日にH5亜型のA型鳥インフルエンザウイルス(注1)の分離が確認された。
 イセファーム美野里農場はウインドレス(密閉型)鶏舎であることから、「開放型鶏舎については抗体陽性が確認された養鶏場内のすべての鶏を殺処分するが、密閉型鶏舎については殺処分の対象をウイルスが分離された鶏舎だけに限定し、抗体陽性が確認された鶏舎にも移動制限、継続的なウイルス分離検査などを内容とする農場監視プログラムを適用できる」とした新防疫対応案(注2)に基づき、ウイルスが分離された1鶏舎(飼養鶏数:約8万羽)のみ殺処分を行う。
 なお同農場を中心とした半径5キロメートルは、鳥インフルエンザウイルスの抗体陽性が確認された他の養鶏場の事例にもとづき、すでに移動制限区域として設定されており、飼養鶏などの移動制限が実施されている。

(注1)鳥インフルエンザウイルスはたんぱく質の違いからA・B・C型の3つに分類され、A型ウイルスはさらにウイルスの表面に存在する突起上のH(赤血球凝集素)とN(ノイラミニダーゼ)に対する抗体の型で分類されている。HではH1〜15の15型、NではN1〜9の9型が知られている。
(注2)17年9月2日に開催された「食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会第15回家きん疾病小委員会」で了承された防疫対応案。【農林水産省】

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