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環境ニュース[国内]

日本沿岸の大型クラゲ、へい死個体の入網増える

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.12.08 【情報源】水産庁/2005.12.08 発表

 水産庁は平成17年11月26日から12月7日までの日本沿岸の大型クラゲの出現状況をまとめ、12月8日に公表した。
 日本沿岸では14年以降毎年、日本海を中心に大型クラゲが大量出現し漁業被害が発生しているが、17年は長崎県対馬沖への出現が7月8日と16年度と比較して1か月ほど早かったほか、はじめて太平洋側でも出現が確認された。
 今回の公表内容によると、大型クラゲは長崎県五島沖から北海道にかけての日本海側全域、三陸沖を中心とした太平洋側など日本列島周辺の広い範囲で引き続き出現が報告されたという。
 出現量は、島根県の定置網で1回の網揚げで1万個体以上、島根県から青森県にかけての日本海側と北海道南部や岩手県の定置網で1回の網揚げで数百から数千個体入網したとの報告が寄せられ、これらの地域では漁撈作業遅延、漁獲物の鮮度低下といった操業上の支障が発生した。
 ただし、長崎県から山口県にかけての出現量は減少傾向にあり、底びき網や定置網で入網しているクラゲの中には斃死個体も増えてきているという。【水産庁】

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