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環境ニュース[国内]

金属キャスクを用いる使用済燃料貯蔵施設の技術要件案への意見募集結果公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.01.05 【情報源】原子力安全・保安院/2005.12.28 発表

 原子力安全・保安院は平成17年12月28日、使用済燃料貯蔵事業の事業許可を行うための安全審査で審査される技術要件をまとめた「金属キャスク(注1)を用いる使用済燃料貯蔵施設に係る技術要件」案への意見募集結果を公表した。
 技術要件案は、12年に金属キャスクを使った使用済燃料貯蔵施設の技術要件をまとめた「使用済燃料貯蔵施設(中間貯蔵施設)に係る技術検討報告書」の内容に、16年の「コンクリートキャスクを用いる使用済燃料貯蔵施設の安全審査に係る技術要件」で示された新知見を反映したもので、(1)基本的立地条件、(2)平常時を想定した立地条件、(3)事故時を想定した立地条件、(4)密封機能、(5)遮へい機能、(6)臨界防止機能、(7)除熱機能、(8)放射線業務従事者の被ばく管理、(9)放射性廃棄物の処理・放出管理、(10)放射線監視、(11)使用済燃料に関する考慮、(12)金属キャスクの内部空間の雰囲気に対する考慮、(13)金属キャスクの取扱に対する考慮、(14)火災・爆発に対する考慮、(15)電源喪失に対する考慮、(16)共用に対する考慮、(17)地震に対する考慮、(18)地震以外の自然災害に対する考慮、(19)事故時に対する考慮、(20)検査修理に対する考慮、(21)準拠規格・基準−−の21の要件をまとめている。
 17年9月5日から10月5日までの意見募集期間中に寄せられた意見は8件。
 意見にはたとえば、「要件(11)の”使用済燃料に関する考慮”では、貯蔵施設の設計について、貯蔵しようとする使用済燃料の範囲全てを考慮し、適切な安全裕度をもって設定することを求めているが、使用済みの高燃焼度燃料やMOX燃料(ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料)については、信頼性のある貯蔵時データが蓄積されていないため、貯蔵ができないのではないか」という内容があった。
 この意見に対しては「高燃焼度燃料については、18年度をめどに貯蔵中の安全性を審査するために必要なデータを収集中。また、MOX燃料は二酸化ウラン燃料に比較してデータ量が少ないが、信頼性のあるデータが取得され、安全性が確認できれば、貯蔵施設での貯蔵が可能」との考えが示されている。

(注1)使用済燃料を貯蔵・輸送するために収納する金属製容器。キャニスタ(密封機能)とコンクリート製貯蔵容器(遮へい機能)が分離できるコンクリートキャスクとは異なり、使用済燃料を入れた部分と遮へい体が一体構造となっている。【原子力安全・保安院】

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