社会保険庁所管建築物の吹付けアスベスト使用状況を公表　

　社会保険庁は平成１８年１月１２日、同庁と独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構が管理する建築物での吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウールの使用状況調査の結果をまとめ、公表した。
　この調査は１７年８月から１１月末まで、社会保険庁が所管する社会保険事務所庁舎、社会保険病院、年金・健康保険福祉施設整理機構が所管する厚生年金会館など９４８施設を対象に実施したもの。
　公表内容によると、９４８か所中、吹付けアスベストなどの使用のおそれがあるとされたものは８５か所で、うち封じ込めなどの飛散防止対策を完了していたものは４７か所、対策工事中・対策着手予定が１１か所、分析調査中が２７か所だった。
　なお対策工事が実施予定の施設や、分析調査中の施設では、応急措置として、吹付けアスベスト使用箇所への関係者以外の立入禁止措置が講じられている。【厚生労働省　社会保険庁】