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環境ニュース[国内]

「環境に配慮した農産物生産に取り組みたい」生産者が9割超 意識調査結果

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2006.02.02 【情報源】農林水産省/2006.02.02 発表

 農林水産省は、環境保全型農業についての意識調査結果をまとめ、平成18年2月2日に公表した。
 この調査は17年9月中旬から10月上旬にかけて、農林水産情報ネットワーク事業(注1)の農業生産者モニター、流通加工業者モニター、消費情報提供協力者(消費者モニター)計5,742名を対象に実施したもので、4,545名から回答が寄せられている。
 農業生産者モニターに対し、「環境に配慮した農産物生産に取り組みたいか」を聞いた結果では、「取り組みたい」または「どちらかといえば取り組みたい」と答えた人が93.9%に達したが、消費情報提供協力者でもほぼ全員が「環境に配慮した農産物を購入したいと思う」と回答。生産・消費双方で環境に配慮した農産物生産への関心が高まっていることが窺えた。
 環境に配慮した農産物生産の取組み内容については、農業生産者モニター、流通加工業者モニター、消費情報提供協力者のすべてについて「化学肥料・農薬の削減」への関心が最も高く、それぞれ66.5%、70.1%、78.1%のモニターが「化学肥料・農薬の削減」を支持した。
 「農業が環境にどのような影響を与えていると思うか」については、農業者モニターでは「水資源かん養、大気浄化などの環境保全に貢献している」と答えた人が72.9%と最も高かったが、流通加工業者モニターと消費情報提供協力者では「田畑やため池が多様な生物の生息域になるなど自然保全に貢献している」がともに59.9%と最も高く、「水資源かん養、大気浄化などの環境保全に貢献している(流通加工業者:58.4%、消費者:57.0%)」がこれに続いていた。
 なお、農業生産者モニターに対し、環境に配慮した農産物の生産を行うにあたっての問題を尋ねた質問に対しては、「労力がかかること」という回答が59.1%と最も高く、「技術的に安定するまでの間は収量が減少したり、品質が低下すること」の49.0%がこれに続いてた。

(注1)農林水産省が実施している、行政担当者と生産者、流通加工業者、消費者の情報交流事業。各モニターに対し、アンケートや意見徴収を行うとともに農林水産省の所管する制度や事業についての情報提供を行っている。【農林水産省】

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