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環境ニュース[国内]

泊原発1号機の主排気筒と非常用排気筒のひび 振動による金属疲労が原因

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.02.10 【情報源】原子力安全・保安院/2006.02.09 発表

 定期検査中の北海道電力(株)泊原発1号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力57万9,000キロワット)で平成18年1月に、主排気筒と非常用排気筒にひび割れが確認された件に関し、北海道電力は原因と対策に関する報告書をまとめ、平成18年2月9日付けで原子力安全・保安院に提出した。
 排気筒は、処理を行った原子力発電所内の排気の安全性を確認するとともに、外に放出する設備。
 提出された報告書によると、今回のひび割れは非常用排気筒の補強材溶接部近くで6か所、主排気筒の補強材溶接部近くで7か所で見つかり、それぞれ各1か所を除きいずれも部材を貫通していた。
 報告書はその発生原因を、主排気筒と非常用排気筒を運転する際に、補強材溶接部近くに振動による力が繰り返し加わったため、金属疲労の限界を超えたと推定。
 対策としては、ひび割れ箇所を取り除き、同種、同材のステンレス鋼板で復旧するとともに、振動を低減するための補強鋼材を追設すること、今後の定期検査時に定期的に非常用排気筒の健全性を確認すること−−を示している。
 なお、報告を受けた原子力安全・保安院は、この原因と対策を妥当であるとしている。【原子力安全・保安院】

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