ウミガメ生息調査の中間とりまとめを公表

　環境省自然環境局生物多様性センターは、海域自然環境保全基礎調査の一環として実施してきたウミガメ生息調査の中間とりまとめを行った。
　この調査は、平成１０、１１年度に３０都府県に委託して実施したもので、沿岸域の自然環境保全のための基礎資料を得るために、国内のウミガメの繁殖状況を調べた。
　調査の結果、調査年度を含む過去５年間にウミガメの上陸が確認された砂浜はアカウミガメで３６５か所、アオウミガメで８６か所、タイマイで９か所、種不明で９３か所であった。またこれらのうち、ウミガメの上陸が新たに確認された砂浜は２５か所あり、これに対しウミガメの上陸頭数に減少傾向が見られた砂浜は４７か所あった。【環境省】