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環境ニュース[国内]

教育施設958機関で吹き付けアスベスト飛散のおそれ

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2006.03.17 【情報源】文部科学省/2006.03.16 発表

 文部科学省は、教育関連施設での吹き付けアスベスト石綿)使用実態調査について、平成18年2月14日時点での報告をまとめ、18年3月16日付けで都道府県や関係機関に通知した。
 この実態調査は、文科省が17年7月29日付けで、国公私立学校、公立の社会教育施設、社会体育施設、文化施設、所管の独立行政法人、認可法人、特殊法人などに対し、8年度以前に竣工した建築物に使用されている、吹き付けアスベスト、吹き付けロックウール、吹き付けひる石などを調査し報告するよう求めたもの。
 報告によると、18年2月14日時点で調査が完了した機関は全調査機関数15万1,925の99.8%にあたる15万1,626機関。
 吹き付けアスベストなどを使用した部屋があると回答したのは8,514機関(5.6%)で、うち学校418校を含む958機関(0.6%)が飛散のおそれがあるとしている。ただし958機関のうち、216機関は応急対策、残り742機関も使用禁止・立入制限を実施済み。
 また文科省は調査結果と同時に、17年11月に作成した教育施設設置者向けの「アスベスト対策に関する留意事項」などにもとづき、各教育関連施設が一層アスベスト対策に努力するよう要請した。この「留意事項」は、吹き付けアスベストが飛散するおそれがある部屋、おそれがない部屋、飛散防止措置が実施ずみの部屋−−それぞれについての取扱い方針、アスベストに関係書類の保存管理、アスベストに関する情報の公表−−に関する方針を示しているもの。【文部科学省】

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